XRPが重要なテクニカル節目を迎えている。市場では、3.09ドル前後の上値抵抗線を明確に突破できれば、長期的に9ドル台まで上昇余地が広がるとの見方が出ている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが20日(現地時間)に報じたところによると、XRPは足元で1.96ドル前後で推移している。1年以上にわたり1.9~2ドル台のレンジ圏を維持しており、2025年に暗号資産市場全体が軟調に推移するなかでも、相対的な強さを示してきた。
市場の関心は次の上昇局面で3ドル台を回復できるかに移っている。なかでも、2025年10月初旬に付けた3.09ドル近辺は重要な上値抵抗線とみられている。この水準を上抜けたうえで支持線として定着できれば、長期目標として9ドル台が視野に入るという。
こうした見方は、市場アナリストのマット・ヒューズ(The Great Mattsby)が公表した長期チャート分析に基づくものだ。ヒューズ氏は、XRPが1年以上にわたり1.9~2ドルのレンジを維持し、他のアルトコインが急落する局面でも同水準を守った点に注目。分配局面というより、蓄積の色彩が強いと分析した。
過去の値動きをみても、XRPは低位で長期間もみ合った後に大きく上放れるパターンを繰り返してきた。2014~2016年には1ドル未満で長く停滞したが、2017年に0.005ドルを上抜けて急騰し、2018年初めには約3.3ドルまで上昇して過去最高値を付けた。その後は急落し、長期の下落局面に入った。
2018~2020年は0.20~0.50ドルでのもみ合いが続き、ボラティリティも大きく低下した。2021年には一時1.96ドルまで反発したものの、上昇基調は続かなかった。2024年11月の米大統領選後には強い買い戻しが入り、XRPは0.5ドルから3.3ドルまで急伸。2018年高値水準に再び接近したが、その後は調整局面に入った。2025年は1.9~2ドル台を維持し、下値の堅さを示しているという。
ヒューズ氏はテクニカル面で、2.272のフィボナッチ拡張にあたる3.09882ドルを主要なピボット水準に挙げた。XRPは2025年10月初旬にこの水準まで上昇しており、ここを明確に突破して支持線へ転換できれば、相場が蓄積局面から上昇拡大型の局面へ移行する可能性が高いとみている。
長期目標として示したのは、2.618のフィボナッチ拡張にあたる9.00194ドルだ。単なる強気シナリオではなく、過去のサイクルで繰り返されてきた値動きと、長期の拡張フレームワークに基づく水準だとしている。
アナリストの間では、XRPが現在、主要ピボット近辺で方向感を探る重要局面にあるとの見方が多い。3ドル台回復の成否が、今後の中長期トレンドを左右する重要な分岐点になりそうだ。