Douzone Bizon傘下でフィンテック事業を手掛けるTechFin Ratingsは1月21日、企業の財務状況を月次で把握できる「月次財務諸表」の算出サービスを開始したと発表した。年1回の決算データに依存してきた従来の企業評価を見直し、企業金融評価に活用するデータの適時性向上につなげるとしている。
同サービスは、年次決算を中心としてきた従来の企業評価を月次ベースに拡張するものだ。TechFin Ratingsは、企業金融評価に活用できるデータ基盤を提供し、金融業界における生産的金融や包摂的金融の実現を後押ししたい考えだ。
算出には、Douzone Bizonが記帳データを基に独自開発したAIアルゴリズムを活用する。同社によると、約1年にわたる開発の過程で大規模なデータクレンジングと精度検証を実施し、営業利益ベースで90%超の整合性を確保したという。
また、TechFin RatingsはShinhan Bankと、月次財務諸表データの供給契約を締結した。契約に基づき月次財務諸表の算出データを提供し、今後は関連データの提供範囲も段階的に広げる方針だ。
同社関係者は「月次財務諸表は、企業の過去の成績を示す資料ではなく、現在の体力を示す指標だ」とコメント。「金融から取り残されていた企業には資金調達の機会を、金融機関にはより精緻なリスク管理を提供する、新たな企業金融データ基盤として定着させたい」としている。
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