NVIDIAの第2四半期のネットワーク事業売上高が175億ドルに達し、Ciscoの同期間の総売上高173億ドルを上回った。英The Registerが10月31日(現地時間)に報じた。
NVIDIAはデータセンター向けイーサネット機器の分野でも優位に立っている。
同社のネットワーク事業は、2019年に69億ドルで買収したMellanoxを基盤として拡大してきた。
市場調査会社Dell'Oro Groupのアナリスト、サメ・ブゼルベン氏は、成功の要因としてコンピュートとネットワークを一体で提供する戦略を挙げた。顧客はAI処理に最適化されたNVIDIAの統合アーキテクチャを選好しているという。
NVIDIAのネットワーク売上高はこれまでに大きく2度伸びた。最初の拡大局面はChatGPT公開後の2023年で、次の伸びはBlackwell GPUの本格出荷が進んだ2024〜2025年だった。
この時期には、イーロン・マスク氏が進めたColossusスーパーコンピュータや、Metaの学習用クラスタで「Spectrum-X」イーサネットスイッチの導入が広がった。
Blackwellベースの「GB200 NVL72」ラックも、NVスイッチ売上高の押し上げ要因となった。1ラック当たりNVスイッチのトレイ9基が組み込まれる構成だという。
ブゼルベン氏は、NVスイッチがNVIDIAのネットワーク売上高の約3分の1を占めると推定した。2年前には、この比率はほぼゼロだったとしている。
NVIDIAは「NVLink Fusion」を通じて、自社以外のチップ設計企業にも接続技術の提供を広げた。Marvell、Qualcomm、Arm、Fujitsu、MediaTekは同技術の採用意向を示している。
こうしたチップでもNVスイッチが必要になるため、NVLink FusionはNVIDIAのネットワーク事業にとって追い風になる見通しだ。ブゼルベン氏は「NVIDIA製GPUを使わないクラスタでも、AI向けネットワーク投資を取り込む狙いだ」と述べた。