Starbucksが、ドライブスルー店舗で利用客ごとに最適化したデジタルメニュー表示の導入を検討している。利用客の到着を認識して表示内容を切り替えるほか、決済の簡素化も視野に入れる。The Vergeが10月31日(現地時間)に報じた。
報道によると、同社のブライアン・ニコルCEOは決算説明会のカンファレンスコールで、「対象となる利用客の到着を認識し、パーソナライズしたデジタルメニューを表示するとともに、より簡単に決済できる体験を模索している」と述べた。
競合各社も、同様の技術の検証を進めている。Taco Bellは、車両ごとにデジタルメニューボードのレイアウトや表示内容、画像を変える技術を試験している。
McDonald'sも、一部のドライブスルー店舗でAI機能を試験導入している。自社チャットボット「ArchIQ」が常連客を識別し、いつもの注文をすぐに完了できるよう支援するという。
Starbucksは2027年から、バリスタによる注文入力の精度と効率を高める取り組みの一環として、ドライブスルーでバックエンドAIモデルのテストも始める方針だ。Starbucksアプリ内の検索・閲覧機能にAIを組み込む計画も進めている。
ニコルCEOは、今後は対話型やエージェント型の注文体験を導入できる可能性もあると明らかにした。
Starbucksはすでに、ChatGPTを通じた注文に対応している。従業員がレシピやサービス基準などを質問できるAIアシスタント「Green Dot Assist」も導入済みだ。
個別最適化したデジタルメニューボードの導入時期は明らかになっていない。ニコルCEOは「まだ初期段階にある」としたうえで、「検証を重ね、効果が確認できた施策から広げていく」と説明した。