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AIを悪用したサイバー攻撃が相次ぎ、セキュリティ対応の現場で要員の疲弊が深刻化している。攻撃対応に加え、脆弱性の確認や誤検知アラートへの対処が同時並行で発生し、調査体制の逼迫が強まっている。米Axiosが10月30日(現地時間)に報じた。

現場の担当者は、膨大な脅威データの中から、どの企業が実際に被害を受けたのか、どの攻撃が本当に危険なのかを見極める作業に追われている。

Guidepoint Securityの脅威インテリジェンス・コンサルタント、ジャスティン・ティモシー氏は「この1カ月は、人生で最も長い1年のようだった」と語った。

Palo Alto Networksでデジタルフォレンジックとインシデント対応を統括するトロイ・ベテンコート氏は、直近6週間で対応サービスの需要が2桁増となったと明らかにした。Axiosによると、SolarWinds事案など過去の急増局面とは異なり、今年は案件が切れ目なく発生しており、従来は1人でこなせた調査に、いまは5〜20人が必要になるケースもあるという。

Amadineの脅威インテリジェンス責任者、サマンサ・ルイス氏も、AIが見つけたインターネット上のコード欠陥について、自社が影響を受けるか確認してほしいという顧客からの依頼が殺到していると説明した。ルイス氏のチームは数日間で数百件の攻撃コードを精査したが、多くは実際には機能しなかったという。ルイス氏は「これを防ぐために必要な人員は、手に負えない水準に近づいている」と話した。

Palo Alto Networksは、先週公表されたPHPの脆弱性を悪用する攻撃に備え、他プロジェクトの人員をインシデント対応に振り向けている。

セキュリティ企業各社は、AIや自動化を活用し、脆弱性の検知や調査の迅速化を進めている。一方で、ベテンコート氏は「社員は疲弊する一方で、AIが仕事を奪うという話まで聞かされている。バランスを取るのは難しい」と述べた。

影響が限定的な企業でも負荷は避けられない。Ivantiの最高情報セキュリティ責任者(CISO)、ジャック・ネルソン氏は、PHPの脆弱性による露出が限られていたにもかかわらず、「先週は普段より睡眠時間が少なかった」と語った。

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