KTは10月30日、インドネシアのコンタクトセンター協会(ICCA)の訪韓研修団に対し、AIコンタクトセンター(AICC)の技術と運用ノウハウを紹介した。公共・金融分野での導入需要を見極めるとともに、東南アジアでの事業協力の拡大につなげる狙いがある。
会場はソウル中区のKTソウル中央顧客センター。インドネシア中央銀行やインドネシア金融監督庁を含む政府・公共機関、金融機関、企業の関係者約80人が参加した。
KTはKT csとともに、AICC技術と実際の応対現場で活用しているサービスを公開した。オペレーターを支援する「AI相談アシスト」「AIボイスボット」のほか、通話音声をリアルタイムでテキスト化する音声認識(STT)、営業支援向けAIエージェント、AI品質モニタリングなどを紹介した。
あわせて、AIが顧客の意図や状況を把握し、必要な業務まで担う次世代型コンタクトセンターモデル「エージェンティックAICC」も披露した。従来のオペレーター支援中心のAIから、顧客応対から業務処理までAIの役割を広げる点が特徴だとしている。
訪問団は、コンタクトセンターの見学と技術デモを通じて、AIが顧客からの問い合わせにリアルタイムで対応する運用環境を確認した。KTは今回の訪問を機に、インドネシアの公共・金融分野でAICCへの需要を確認し、東南アジアでの事業協力の機会拡大を目指す。
KTは、金融、公共、医療、流通、製造など幅広い業種にAICCソリューションを提供している。大手商業銀行4行にもAICCソリューションを構築した。
また、事業領域はオンプレミス型の構築案件に加え、クラウドベースのSaaSやコンタクトセンター運営のBPOまで広がっている。
KTは「今回の訪問は、KTのAICC技術力とKT csのコンタクトセンター運営能力を海外の主要機関に紹介する意義ある機会だった。今後もAICCとエージェンティックAICCの高度化を進め、グローバル市場での事業協力の機会を積極的に発掘していく」とコメントした。