Metaは、AIファッションアプリ「Style Sketch」を正式発表なしに公開した。Instagramに投稿した写真や端末内の画像を基に仮想クローゼットを作成し、天気や予定に合わせたコーディネートを提案するのが特徴だ。
米TechCrunchは29日(現地時間)、このアプリについて報じた。現在はインドネシア、シンガポール、タイの3カ国で、iOS版とAndroid版を提供している。
Style SketchはInstagramアカウントと連携し、既存の投稿に写っている衣類を仮想クローゼットに登録できる。スマートフォンで服を撮影したり、短い動画を記録したりして追加するほか、写真フォルダ内の画像をアップロードすることも可能だ。
AIは登録された衣類を分析し、利用者の好みに合った組み合わせを提案する。特定のアイテムを選ぶと、その服を軸にした新たなコーディネートを提示する機能も備える。
仮想試着機能にも対応する。提案されたコーディネートを、利用者の体型や肌の色味を反映した仮想モデルに着せ、着用イメージを事前に確認できる。
旅行時の服選びにも活用できる。旅行先や滞在期間、予定しているアクティビティを入力すると、現地の天気や日程を踏まえて日別のコーディネートを提案する。手持ちの服を組み合わせながら、パッキングの参考にもなるという。
AIを活用したコーディネート提案の分野には、スタートアップのAltaやGoogle Photosなどが既に参入している。Metaは、ファッションの好みが蓄積されたInstagramとの連携を差別化材料とする狙いがありそうだ。
今回の公開は、Metaが進めるAIアプリ拡大の流れにも重なる。Metaは最近、AI仮想ペットアプリ「Waddle world」、ゲーム制作ツール「Pocket」、AI動画生成アプリ「Vibes」も相次いで披露している。
報道によると、マーク・ザッカーバーグCEOは、AIを活用してアプリ開発のスピードを高め、従来より大幅に多くのサービスを投入する方針を社内に示したという。
Style Sketchの提供地域を今後拡大するかどうかについては、現時点で明らかになっていない。