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Geniansは10月30日、クラウド型ネットワークアクセス制御(NAC)プラットフォームに蓄積した資産識別データを分析した結果、社内ネットワークでPHPを稼働する機器の96%が脆弱性「PHP2Shell」の影響を受ける可能性があると発表した。該当機器の89%はプライベートIPアドレス帯にあり、外部からは把握しにくいとして、公開Webサーバーに加えてNASやルーター、ファイアウォールなど社内機器の点検が必要だと訴えている。

PHP2Shellは、認証なしで遠隔からシステム上で悪意あるコードを実行できる恐れがある脆弱性だ。米サイバーセキュリティ・インフラ安全保障庁(CISA)は26日、関連する2件の脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)を「既知の悪用脆弱性(KEV)」リストに追加した。

Geniansによると、脆弱な機器の78%は、PHPの公式サポートが終了した8.1以前の旧版を使用していた。2018年にサポートが終了した5.x以前を稼働させている機器も48%に上った。

機器の内訳は、汎用サーバーが24%、監視カメラや映像保存装置、セキュリティ機器が20%、RFIDリーダーなどのIoT機器が17%、種別不明の資産が27%だった。

また、識別された機器の89%はインターネット側から到達しにくいプライベートIPアドレス帯に存在していた。外部公開サーバーを中心とした脆弱性診断だけでは、社内ネットワーク内に潜むリスクを十分に把握しにくいとしている。

同社は、攻撃者がこうした脆弱な内部機器を乗っ取った場合、それを侵入口として他システムへ侵入したり、ランサムウェアを拡散させたりする恐れがあると警告した。企業や機関に対しては、社内ネットワークに接続された資産を正確に把握し、セキュリティパッチの適用状況を点検するよう求めている。

Genians米国法人の代表で最高技術責任者(CTO)のキム・ゲヨン氏は、「社内ネットワーク上の管理対象機器は、Webコンソールの応答データや内蔵コンポーネントを詳細に識別して初めて、PHPが稼働しているかどうかを確認できる」と説明した。その上で、「公式パッチが提供されない旧型機器や、パッチ配布前の機器については、交換までの間、ネットワークアクセスを直ちに遮断・隔離する先手の統制が欠かせない」と述べた。

同社はあわせて、「Genian NAC」の資産識別技術をエージェンティックAI基盤で高度化し、次世代の資産・脅威インテリジェンスプラットフォームを開発していると明らかにした。中核技術であるCAASM(サイバー資産攻撃表面管理)で企業のIT資産を統合管理し、AIエージェントがメーカーのセキュリティ勧告やパッチ情報、脆弱性動向を収集・分析した上で、顧客資産と連携させる計画だ。

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