AppleがiPhone向け次期アップデート「iOS 27.3」のベータ版を数日中に公開し、正式版を12月中旬に配信する可能性が高まっている。今週「iOS 27.2」を配信したのに続き、年末に向けた次の更新準備も進んでいるようだ。
9to5Macは29日(現地時間)、こうした見通しの根拠としてAppleのソフトウェア配信サイクルを挙げた。Appleは例年、年末直前にその年最後の主要アップデートを投入しており、今回も同様の流れになる可能性が高いという。iOS 27.3のベータ版は数日中に公開される見通しで、同記事は11月2日を有力な日程として示した。
正式版の時期についても、過去の配信日程とおおむね連動するとみられている。比較対象として挙げられた過去のx.2アップデートはいずれも12月11日から12日に配信されており、iOS 27.3も12月中旬の公開が有力視されている。
今回のバージョン番号の推移は例年とやや異なる。Appleは通常、10月最終週にx.1アップデートを配信するが、今回は「iOS 27.1」をiPhone Duo向けに位置付けた。このため、iOS 27全体の更新サイクルは、番号上では1段階後ろへずれた形になった。
もっとも、実際の配信時期そのものは例年の流れから大きく外れていないとみられる。
Appleは年末の休暇シーズン前に最後のソフトウェア更新を配信する際、一定の余裕を確保する運用も続けている。9to5Macは、年末最後のアップデートを休暇前に前倒し気味で配信することで、大きな問題が発生した場合でも、多くの社員が休暇に入る前に修正版を迅速に投入できるようにしていると伝えた。
新機能の全容は、ベータ版の公開後に明らかになる見通しだ。現時点では、Appleが今週発表したSiriのAI対応言語の追加がiOS 27.3に含まれる可能性がある。加えて、9to5Macは全面刷新したヘルスケアアプリの投入も期待される変化として挙げた。
Appleは今週、iOS 27.2の配信に合わせて、メッセージ機能やSiriのAI機能、写真機能を調整し、Apple Musicのブランド刷新も適用した。iOS 27.3は単なるセキュリティ修正にとどまらず、機能拡張色の強い年末アップデートになる可能性がある。
今後の焦点は、ベータ版の公開後に判明する実装機能と対応範囲だ。とりわけ、SiriのAI対応言語の拡大がどの地域まで適用されるのか、またヘルスケアアプリの刷新が正式版に盛り込まれるのかが注目点となる。過去の配信パターンが今回も踏襲されるなら、iPhoneユーザーは11月初旬のテスト版公開を経て、12月中旬に正式アップデートを受け取ることになりそうだ。