Nextersは、ドバイ政府のゲーム産業育成政策に参画する。OneStoreのグローバル流通網とパブリッシング機能を活用し、現地のゲーム開発会社による海外展開を後押しする。
同社は10月30日、ドバイ政府機関のドバイ・メディア庁(DMC)と、ゲーム産業の育成およびグローバル事業協力に向けた業務協約(MOU)を締結したと発表した。
協約に基づき、両者は(1)ドバイ発ゲームタイトルのグローバル流通・パブリッシング(2)ゲーム内経済システムの構築(3)現地ゲームスタジオの育成と人材開発(4)ゲーム産業における投資機会の発掘(5)韓国ゲーム業界の専門家による助言――の分野で連携する。
Nextersは、子会社OneStoreのグローバルゲーム流通プラットフォームとパブリッシングネットワークを活用し、ドバイのゲーム開発会社の海外進出を支援する。ゲーム内決済や経済システムの構築に向けた技術協力も進める。
今回の取り組みは、ドバイのゲーム産業育成プログラム「Dubai Programme for Gaming 2033(DPG33)」と連携して進める。DPG33は、2033年までにドバイを世界トップ10のゲーム都市に育成し、ゲーム産業で3万人の新規雇用を創出することを目標に掲げる。GDPへの寄与額は約10億ドル(約1500億円)を見込む。
DMCは、ドバイのメディア産業に関する政策と規制を担う政府機関だ。傘下のドバイ映画・ゲーム委員会(DFGC)は、映画・ゲーム産業の育成や人材養成、投資誘致を支援している。
締結式では、チャン・ヒョングクNexters代表と、ソン・ジェギョン氏、ソ・ミン氏の両Nexters顧問が、ドバイ政府のゲーム産業アドバイザーに委嘱された。今後、ドバイのゲーム産業の中長期的な発展方向やグローバル事業に関する助言を担う。
Nextersは昨年10月、ドバイ複合商品センター(DMCC)ともパートナーシップを締結している。現在は現地法人「Nexters Hub」を軸に、DMCCゲーミングセンターと連携し、ゲームスタジオ育成やグローバル・パブリッシングプログラムを推進している。
チャン代表は「OneStoreのグローバル流通網とNextersのパブリッシング、ゲーム経済インフラを組み合わせ、韓国とドバイのゲーム産業をつないでいく。現地ゲーム開発会社の海外販路開拓を支援したい」とコメントした。