SKTは10月30日、慶尚北道・安東の山火事被災地で、AIとドローンを活用した森林再生支援を進めると発表した。人が立ち入りにくい急斜面にもシードボールを播種し、植生の変化や樹木の生育状況を継続的に監視する。
SKTは10月29日、Yuhan-Kimberly、社団法人「平和の森」、ネイチャーテック系スタートアップのINBELABと、被災地の復旧状況や今後の計画を共有するセミナーを開いた。
4者は「安東 平和の森」造成事業を共同で進めている。SKTとYuhan-Kimberlyは平和の森とともに、3月から4.4ヘクタールの被災地にヤマザクラ、ケンポナシ、シナノキ、イタヤカエデ、エゴノキなど計1万本を植栽してきた。
さらにSKTはINBELABと連携し、復元対象を人の立ち入りが難しい急斜面へ広げた。AIを用いた空間分析で地形、水系、日射量などの環境条件を分析し、自生植物の種子に土壌や栄養分を混ぜたシードボール1万個を、ドローンで播種した。
あわせてAIとドローンを使い、被災地の植生変化や樹木の生育状況をモニタリングしている。追加植栽が必要なエリアや、生態系をかく乱する植物の分布把握にも活用している。
SKTとYuhan-Kimberlyは昨年9月、ESGの取り組み強化に向けた業務協約を締結して以降、山火事被災地の復元、資源循環、生物多様性の保全など幅広い分野で協力してきた。9月には電子廃棄物の資源循環キャンペーンと、京畿道・漣川の「ミツバチの森」での植樹活動を共同で実施した。
今月23日には、昌慶宮一帯の樹木・緑地復元事業にも参加した。
SKTのオム・ジョンファン持続可能経営室長は「SKTのAI技術とYuhan-Kimberlyの環境・森林分野での知見を組み合わせ、安東の山火事被災地の復元を長期的に進めていく」とした上で、「両社が相乗効果を発揮できるESG協力をさらに広げたい」とコメントした。