Intelの株価が、決算発表後の時間外取引で急落した。第3四半期決算は市場予想を上回ったものの、第4四半期の業績見通しが予想を下回り、失望売りが広がった。
Intelが29日(現地時間)に発表した第3四半期決算によると、売上高は165億1000万ドルで、前年同期の137億ドルから21%増加した。LSEG集計の市場予想165億ドルも小幅に上回った。調整後1株当たり利益(EPS)は52セントで、市場予想の40セントを上回った。
事業別では強弱が分かれた。データセンター・AI部門の売上高は73億ドルと、前年同期比78%増だった。一方、クライアント・コンピューティング/フィジカルAI部門の売上高は81億ドルで、5%減少し、市場予想も下回った。
PC市場の回復の鈍さも重荷となっている。Counterpoint Researchによると、第2四半期の世界PC出荷台数は、メモリなど部品価格の急騰を受けて前年同期比4%減少した。
第4四半期の見通しも市場予想を下回った。Intelは売上高を150億〜160億ドル、調整後EPSを25セントと見込む。アナリスト予想は売上高171億ドル、EPS43セントだった。
デビッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)は、「PC市場の減速は少なくとも来年上半期まで続くとみている。一方で、事業ポートフォリオ全体での機会には引き続き楽観的だ」と述べた。その上で、「供給を拡大し将来の成長を支えるため、生産能力や運転資本への慎重な投資を継続する」と説明した。
Intel株は年初来で約150%上昇している。もっとも、10月以降はAIインフラ投資の規模を巡る懸念を背景に、約23%下落した。