ServiceNowの2026年第3四半期決算を受け、29日の米国市場で同社株が24%急落した。売上高は市場予想並みを確保したものの、調整後1株当たり利益(EPS)が予想を下回り、AIが既存のSaaS事業モデルを揺るがすとの見方が改めて意識された。CNBCが報じた。
第3四半期の売上高は41億1000万ドル(約6165億円)と、前年同期比で20%超増加した。LSEG集計のアナリスト予想は41億ドル(約6150億円)で、売上高はおおむね市場想定の範囲内だった。
一方、調整後EPSは1ドル(約150円)と、予想の1.02ドル(約153円)を下回った。新規AI関連の年間契約額(ACV)は平均で65%増えたが、株価の下落は防げなかった。
CNBCは今回の決算について、新たなAI機能が既存のソフトウェア事業モデルを崩すとの懸念、いわゆる「SaaSpocalypse」を払拭できなかったとの見方を示した。
ServiceNowはあわせて、2026年通期のサブスクリプション売上高見通しを157億8000万〜157億9000万ドル(約2兆3670億〜2兆3685億円)へ小幅に引き上げた。
Citiのアナリスト、タイラー・ラドキ氏は「期待を上回る材料がなく、ServiceNowらしくない内容だ」と指摘した。その上で、同社が最近編成したFDE(現場配備エンジニアリング)チームへの投資が、短期的には成果に結び付きにくい点を投資家が不安視しているとの見方を示した。
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