AIメモアプリ「Granola」

AI会議メモアプリのGranolaが、Mac版で文字起こし機能の提供を始めた。TechCrunchが29日(現地時間)に報じた。音声AI分野では、議事録作成アプリと文字起こしアプリの機能が重なり合う動きが広がっている。

TechCrunchによると、Granolaの新機能は現時点でMacで利用できる。ユーザーが「Fn」キーを押して話すと、発話内容を整えたうえでテキストとして入力する仕組みだ。

用途は会議メモの作成にとどまらない。AIへの指示入力や、メール、メッセージへの返信なども音声で処理できるとしている。

Granolaは今後、iOS版とWindows版も近日中に提供する予定だ。

記事では、文字起こしツールで知られるWhisperが数カ月前に議事録作成機能を追加して以降、個人向け音声AIアプリの機能が同じ方向に収れんしつつあると指摘している。

GranolaとWhisperの企業価値は、それぞれ15億ドル(約2250億円)と20億ドル(約3000億円)。Granolaは会議関連の自動化やメモ作成に軸足を置く一方、Whisperは研究部門を通じて独自モデルの開発にも乗り出した。Whisperの研究部門は、人とコンピュータの多様なインタフェースを探っているという。

このほか、FirefliesやSpeechify、Monologueといった音声系スタートアップも、議事録作成と文字起こしを組み合わせた多機能アプリへと事業領域を広げている。今年初めまでは単機能に強みを持つアプリが主流だったが、足元では各社がユーザーの音声データを基に、活用範囲を広げる方向へ競争を強めている。

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