Stellar(XLM)が、トークン化プラットフォームを手がけるSecuritizeとの連携を通じ、機関投資家向けの実物資産(RWA)トークン化分野で対応領域を広げる。Securitizeは10月28日、同社の規制対応型金融インフラをStellarブロックチェーンに統合する計画を明らかにした。
ブロックチェーンメディア「U.Today」によると、現時点でStellar上で提供する具体的な金融商品や、サービス開始時期は公表されていない。
SecuritizeはX(旧Twitter)への投稿で、Stellarを同社のトークン化基盤に対応する17番目のブロックチェーンとして追加したと発表した。狙いは、機関投資家向け商品を手がける資産運用会社に対し、資産のトークン化に活用できるブロックチェーンの選択肢を広げることにある。
あわせて同社は、Stellarが金融サービスでの利用を想定して設計されたブロックチェーンだと説明した。規制下にある金融機関が利用できる機能を備え、金融資産の発行や取引・決済処理に対応できるとしている。Stellarネットワークの累計取引件数は、ローンチ以来、数十億件に達したという。
市場では、Securitizeの事業基盤にも注目が集まっている。同社はトークン化市場の主要プレーヤーの1社で、BlackRock、Apollo、BNY、KKR、Hamilton Laneなど大手資産運用会社と協業している。プラットフォームでは約50億ドル(約7500億円)規模のトークン化証券を扱う。
今回の対応により、資産運用会社がトークン化金融商品を設計する際、Stellarを新たな選択肢として組み込めるようになる可能性がある。Stellarにとっても、機関投資家向けトークン化市場での存在感を高める材料となりそうだ。
今後の焦点は、どの資産クラスを対象に商品展開するのか、また導入時期がいつになるのかという点だ。機関投資家の需要をどの程度取り込めるかも注目される。
SecuritizeはXへの投稿で、「@StellarOrgとの統合を計画しており、トークン化RWAで4番目に大きいエコシステムに規制対応インフラを持ち込む。これにより、Stellarネットワーク上でのトークン化金融資産の発行・管理を支援する」と説明している。