Metaは、AIとバーチャルペットを組み合わせたモバイルアプリ「Waddle World」をiOSとAndroid向けに公開した。16ビットゲーム風のピクセルキャラクターと会話すると、やり取りの内容をAIが日記としてまとめるのが特徴だ。
Gigazineによると、MetaはこのほどAIペット育成アプリ「Waddle World」をリリースした。現在はフィリピンでのみ無料提供しており、利用対象は18歳以上としている。
アプリは、かつて人気を集めたバーチャルペットゲーム「たまごっち」のような仕組みを採用する。ユーザーは卵からピクセルのペットを孵化させ、餌を与えたり、おもちゃで遊ばせたりしながら関係を深めていく。
中核機能はAIを活用した会話機能だ。ユーザーがマイクでその日の出来事を話したり、文章を入力したりすると、ペットがその内容を基に自らの視点で日記にまとめる。会話内容を表したイラストもあわせて生成する。
Metaによると、会話を重ねるほど、ペットはユーザーの日常や関心に沿った反応を返す設計という。週ごとに、ユーザーとの会話を題材にしたオリジナルのはがきとメッセージを送る機能も備える。
ミニゲームも用意している。食べ物を積み上げるゲームや星集め、単語当てなど短時間で遊べる内容で、獲得したスタンプはペットの餌やおもちゃの購入に使える。
Metaは「Waddle World」を、毎日のログインを前提としたゲームや生産性ツールではなく、気軽に立ち寄れる仮想空間として位置付ける。連続ログインやランキング競争を強いるのではなく、ユーザーが好きな時間に自由に訪れられるよう設計したとしている。
今回の公開は、AIの活用領域を業務支援にとどめず、日常のコミュニケーションやエンターテインメントへ広げる取り組みの一環とみられる。Metaはこれまで、AIゲーム制作ツール「Pocket」やAI動画生成サービス「Vibes」なども発表してきた。
また、AIエージェント「Muse」と連携する小型デバイス「Muse Charm」も開発中という。ただ、「Waddle World」と同デバイスの直接的な関連は確認されていない。
「Waddle World」の米国や日本など、他地域での提供時期は明らかにしていない。