XRPは2カ月超にわたって保ち合いが続いており、次の値動きが注目されている。市場では上放れを見込む声がある一方、テクニカル面の弱気シグナルを理由に1ドル割れを警戒する見方もあり、足元では1.25ドル近辺の攻防が焦点となっている。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が10月28日(現地時間)に報じたところによると、トレーダーのマイケルXBTは、XRPが長期の調整局面を経て再び注目局面に入ったとの見方を示した。
マイケルXBTはX(旧Twitter)への投稿で、XRPは8月に70%急騰した後、2カ月以上にわたり保ち合いを続けてきたと指摘した。いったん0.98ドルまで下落して持ち直した後も調整が長引いたとした上で、次の大きな上放れが近い可能性があると分析した。ただ、具体的な目標価格や時期には言及していない。
同氏は7月にも、XRPを買い増しているとして「まもなく理由が分かる」と投稿していた。その後、この投稿に改めて触れ、強気見通しを再度強調した。当時1.05ドル前後で推移していたXRPは、8月中旬に0.97ドルまで下げた後、4日間で72%上昇し、1.70ドルまで値を伸ばした。
足元の相場では、短期的な反発の兆しと中期的な弱さが併存している。XRPはこの日、1.32ドル近辺で取引され、24時間では2.25%上昇した。一方、直近1カ月では11%下落しており、戻り基調にあるものの、直近の下落分を完全には埋め切れていない。
他のトレーダーの見方も分かれている。アリ・マルティネズは前日、XRPに買いシグナルが点灯したと明らかにした。TDシーケンシャルは過去にもXRPの上昇局面に先行してシグナルを示したことがあるとして、今回は1.25ドルのサポート維持が重要だと指摘した。1.25ドルを維持できれば1.40ドルまでの回復が視野に入る一方、この水準を割り込めば大口投資家の売りと重なり、0.98ドルまで下落する可能性があるとしている。
一方、チャートナードは弱気シグナルを根拠に、1ドル割れの可能性を指摘した。20日指数移動平均線が50日指数移動平均線を下抜け、デッドクロスが形成されたとしている。同氏によれば、同様のシグナルは5月と8月にも現れており、その際にはXRPが1.40ドルから1ドルを割り込むまで、およそ30%下落したという。
こうした見方を踏まえると、XRPの短期的な方向感は、1.25ドル近辺のサポートを維持できるか、また移動平均線を回復できるかが焦点となる。1.30ドル前後で戻りを試す展開が続く一方、弱地合いが続けば再び1ドル近辺を試す可能性もある。主要なサポートを守って移動平均線の上に復帰できれば、マイケルXBTが示唆した次のブレイクアウト観測が改めて強まる可能性がある。