XRPが2ドル台を回復できるかどうかで、1.6198ドルと1.8939ドルの上値抵抗が焦点となっている。下値では1.2965ドルが目先の支持線とされ、これを割り込んだ場合は1.1326ドルが次の下値めどとして意識される。
The Crypto Basicは28日、暗号資産市場全体の売り圧力を受けた後、XRPがいったん1.30ドル台を回復したものの、上値にはなお明確な抵抗帯が控えていると伝えた。
週足ベースでは、2025年高値3.67ドルから2026年8月安値0.9764ドルまでの下落幅を基に引いたフィボナッチ・リトレースメントが、戻り局面の目安として意識されている。市場では、こうした水準が上値抵抗や下値支持として機能しやすい。
現在の価格帯の上には、0.618戻しの1.6198ドル、0.5戻しの1.8939ドルが位置する。さらにその上には2.3725ドル、2.6872ドルが控える。
XRPは2026年1月25日の週に終値ベースで2ドルを割り込み、その後も同水準を回復できていない。足元の反発局面では、0.786戻しの1.2965ドルが直近の支持線として注目されている。
この水準を再び下回れば、次の下値支持は1.1326ドルとなる。1.0に当たる0.9764ドルは今回の下落レンジの下限で、XRPは2026年8月に0.98ドルまで下げた後、買いが入り下げ止まった。
上値の最初の目安は1.6198ドルだ。現在の1.2965ドル近辺からみると、およそ22%の上昇が必要になる。
実際、XRPは2026年9月末に1.6581ドルまで上昇したが、その後は売りに押され、ほどなく1.50ドルを下回った。
1.6198ドルを明確に上抜けた場合、次の抵抗帯は1.8939ドルとなる。到達には現在水準から約43%の上昇が必要だ。
1.8939ドルは2ドルに近い水準でもあり、売買が交錯しやすい。ここを上回れば、XRPは2ドル手前の主要なフィボナッチ抵抗を通過することになる。
短期材料としては、ニューヨークで開催中のRippleのイベント「Swell」がある。Rippleは今回のイベントについて、同社史上最大規模で、BNYやNasdaqなどから75人超の登壇者が参加するとしている。
主要な発表があれば、XRPへの関心が改めて高まり、1.6198ドル、続いて1.8939ドルを試す展開になる可能性があるとの見方も出ている。
一方、テクニカル指標は上昇モメンタムの弱さも示している。週足のMACDヒストグラムはプラス圏を維持しているものの、棒の長さは徐々に縮小しており、買い圧力が強まるというより弱まっている流れがうかがえる。
MACDラインは0.0267、シグナルラインはマイナス0.0173だった。
方向性指数(DMI)も同様の傾向を示した。買い優勢を示す+DIは22.52で低下基調にある一方、売り圧力を示す-DIは19.93まで緩やかに上昇している。
両者の差は縮小しており、買い優勢が弱まっていることを示唆する。トレンドの強さを示す平均方向性指数(ADX)も23.07へ低下しており、上昇・下落のいずれにも強いトレンドが出ていないと読める。
当面の焦点は、1.2965ドルの支持線を維持できるか、そして週足終値で1.6198ドルを上抜けるかの2点だ。突破できなければ、2ドル回復の試みは先送りされる可能性がある。
逆に1.8939ドルまで上抜ければ、次の上値抵抗として2.3725ドル、2.6872ドルが意識されそうだ。