Samsung Electronicsは10月29日、2026年第3四半期の連結決算を発表した。売上高は195兆2532億ウォン、営業利益は107兆4405億ウォンだった。営業利益が四半期ベースで100兆ウォンを超えたグローバルテック企業としては同社が初めてだとしている。
前年同期比では、売上高が127%増、営業利益が783%増となった。前四半期比でも売上高は13.9%、営業利益は20.1%それぞれ増加した。営業利益率は55.0%で、前四半期から2.8ポイント改善し、前年同期の14.1%から大きく上昇した。
業績を牽引したのは半導体を手がけるDS部門だ。売上高は147兆1000億ウォン、営業利益は106兆5000億ウォンで、全社営業利益の大半を占めた。
メモリー事業ではHBM4の販売拡大が寄与した。サーバー向けSSDの需要取り込みも進み、業績を押し上げた。
ファウンドリー事業は、稼働率の上昇と先端プロセス需要の拡大を背景に、改善基調を維持した。
一方、デバイスエクスペリエンス(DX)部門は売上高52兆1000億ウォンを計上したものの、営業損失は8000億ウォンだった。「Galaxy Z Fold8」など折りたたみ型の新製品投入を受け、MX事業の売上高は前四半期比15%増となった。
ただ、MX・ネットワーク事業とTV・家電事業はいずれもコスト負担が重く、営業赤字が続いた。Samsung Displayは売上高8兆ウォン、営業利益1兆1000億ウォン。Harmanは米国関税の還付など一時要因を背景に、営業利益6000億ウォンを計上した。
純利益は75兆1361億ウォンだった。税引前利益は98兆5322億ウォンで、前四半期に黒字だった金融損益が9兆5000億ウォンの損失に転じた影響から、営業利益を8兆9083億ウォン下回った。
1〜3四半期累計では、売上高が500兆6261億ウォン、営業利益が254兆1657億ウォンとなった。累計の営業利益率は50.8%で、前年の9.8%を大きく上回り、約5倍に拡大した。
同社は第4四半期について、新規GPUやCPU向けのメモリー需要が増加すると見込む。NANDフラッシュのQLC需要も、個人向けAIエージェントの拡大を背景に急増するとみている。
こうした需要を踏まえ、HBMやサーバー向けDRAM、SSDの販売比率を引き上げる計画だ。
2027年については、AIサーバー投資の加速に伴い、メモリー不足が2026年より深刻化すると予測した。ファウンドリー事業では、米テイラーの第1工場の稼働を通じて供給能力を高める方針だ。