写真=Autonomous A2Zが開発した物流向け無人自動運転プラットフォームの試作車

Autonomous A2Zは10月29日、レベル4自動運転車「ROii」をベースにした物流向け無人自動運転プラットフォームの試作車を開発したと発表した。2027年には光州グローバルモーターズで、貨物輸送の実証に投入する計画だ。

試作車は、屋根や密閉型の荷室を持たず、平らな上板に貨物を載せるスケートボード型の構造を採用した。大きさや形状が異なる産業用部品の搬送に適しているという。1トン以上の積載を想定して車体と積載部の設計を強化したほか、走行中の荷崩れや落下を防ぐ固定用フックと保護ガードも備えた。カメラ、LiDAR、レーダーなどのセンサーの構成や搭載数は、ROiiと同等としている。

安全面では、作業現場を想定した機能を追加した。自動運転表示灯、投影式方向指示灯、安全ライン灯、安全作業灯で構成する複合安全ランプを搭載し、夜間や照度の低い屋内でも走行状態や進行方向を把握できるようにした。コントローラーと緊急制動・電源スイッチは、作業者が車外から操作しやすい位置に配置し、防雨カバーも設けた。

同社は忠北大学と連携し、産業現場向け自動運転技術の高度化も進める。Autonomous A2Zが例外状況に対応する「状況理解」モデルを、忠北大学が屋内外向けの高精度地図推論モデルをそれぞれ開発する。高精度地図が整備されていない現場でも、無人運行の実現を目指す。

試作車は2027年に光州グローバルモーターズへ投入し、部品サプライヤーから車両生産工場まで貨物を運ぶ実証に活用する。

ハン・ジヒョン代表は「今回の物流向け無人自動運転プラットフォームの開発により、これまで旅客輸送で蓄積してきた自動運転技術を、産業現場の物流需要へと広げる基盤を整えた」とコメントした。

その上で、「製造施設や産業団地のように、貨物輸送を繰り返し行う現場では輸送自動化の需要が拡大している。光州グローバルモーターズでの実証を通じて活用可能性を検証し、商用化を進めたい」と述べた。

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