BlackRockが28日、約1億5146万ドル相当のビットコインを買い増した。ビットコインが8万1000ドル台を回復するなか、機関投資家の資金が再び市場に向かい始めた兆しとして注目されている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayは28日、今回の買いについて、ここ数週間続いた不安定な値動きの後に機関資金が再び動き始めた可能性を示す動きだと伝えた。
今回の買いは、BlackRockのビットコイン現物ETF「IBIT」への需要の持ち直しと軌を一にしている。SosoValueの集計によると、28日にBlackRockが買い増したビットコインは約1億5146万ドル相当に上った。同日のビットコイン現物ETF市場全体の純流入額は約1億7599万ドルだった。
資金流入の大半がBlackRockに集中しており、同社が引き続き市場の中心的な存在であることを示した格好だ。
前営業日までは、機関投資家の様子見姿勢を背景に資金流出が続いていた。ただ、ビットコインが8万ドル割れから8万1000ドル近辺まで持ち直したことで、買いが戻った。
市場では、価格の反発と機関需要の回復が重なった結果だとの見方が出ている。ビットコインが再び上昇局面に入れば、機関投資家の需要も一段と戻るとの観測もある。
とりわけ、BlackRockの買い再開は、直近まで市場に広がっていた警戒感が和らぎつつあることを示す動きとして受け止められている。
もっとも、ビットコインの反発基調がこのまま続くかはなお不透明だ。BlackRockの買いの後、ビットコインは再び横ばい圏に入り、足元でも8万1000ドルをやや上回る水準で推移している。
短期的には反発に成功したものの、上値を追う勢いはまだ強いとは言いにくい。
次の注目点は、ETFへの資金流入が継続するかどうかだ。足元では価格の戻りが限定的な一方、ETF市場全体で投資家需要が続けば、より力強い反発につながる可能性がある。
短期的な値動き以上に、機関マネーが継続して流入するかどうかが、今後の相場の方向性を左右する重要な材料となりそうだ。