Microsoft(写真=Shutterstock)

Microsoftは、ID管理サービス「Entra ID」で提供しているSMSと音声による認証を2027年2月1日に終了する。対象は従業員向けのEntra IDに限られ、管理者に対してはパスキーなど耐フィッシング性の高い認証方式への移行を促している。BleepingComputerが28日、報じた。

Microsoftは27日、Microsoft 365メッセージセンターを通じて、2027年2月1日以降は同社提供のSMS・音声認証を利用できなくなると告知した。ログインの中断を避けるため、それまでに移行を完了するよう求めている。

今回の措置は、企業の従業員向けEntra IDが対象となる。一方、顧客向けのID管理サービスであるAzure AD B2CとEntra External IDは対象外とした。

廃止後は、SMSや音声を用いた多要素認証(MFA)は利用できなくなる。このため管理者は、パスキーやQRコード認証、FIDO2セキュリティキーなど、耐フィッシング性の高い方式への切り替えを進める必要がある。

Microsoftは、SMSと音声認証について、フィッシングやSIMスワッピング攻撃に脆弱だとしてパスキーへの移行を推奨している。電話ベースの認証を継続する必要がある企業は、MicrosoftのSecurity Storeを通じて外部通信事業者を直接連携させる必要がある。

同社は9月から、Entra IDの既定の認証方式をパスキーへ切り替えている。8月には、フィッシングや詐欺、アカウント乗っ取りのリスクを理由に、無料版Entra IDの利用者を対象として、第1要素としてのSMS利用も停止した。

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