Akamaiは28日、クラウド向けのAI推論サービス「Akamai Inference」と、AIエージェント向けの隔離実行環境「Akamai Agent Sandbox」を発表した。企業がAIアプリケーションやAIエージェントを単一の基盤上で開発、実行、保護できるようにする。
Akamai Inferenceは、OpenAI互換APIを通じて、オープンウェイトモデルやカスタムモデルへのマネージドアクセスを提供する。既存アプリケーションを書き換えずに利用できるとしている。
提供形態は、従量課金のサーバレス型と専用デプロイ型の2種類。提供開始時点で、80億〜2兆8000億パラメーター規模のオープンウェイトモデル12種類をそろえた。
対応モデルには、NVIDIA Nemotron 3 Ultra、OpenAI GPT-oss-120b、Google Gemma 4が含まれる。
Akamai Agent Sandboxは、AIエージェントが生成したコードを、エージェント本体から分離した環境で実行する仕組みだ。Akamaiが買収したFermyonのSpinフレームワークを基盤としている。
WebAssemblyベースの隔離機構により、計算資源、メモリ、外部接続、システム権限を制限できる。Akamaiは今後、エージェントがアクセス可能な対象や、どの外部システムがエージェントに接続できるかを制御する機能も追加する計画だ。
Akamai CloudのCOO、アダム・キャラン氏は「AI推論が企業の関心と投資の大半を占めると判断し、AIインフラ戦略を進めてきた」と述べた。