XRPは日足チャートで50日指数移動平均線(EMA)と200日EMAの接近が続き、デッドクロス形成への警戒感が強まっている。ブロックチェーンメディアのU.Todayが21日(現地時間)に報じた。目先は、終値で1.37〜1.38ドル帯を回復できるかが焦点となる。
足元のXRPは1.34ドル前後で推移しており、50日EMAと200日EMAが重なる重要な価格帯の下に位置している。50日EMAは低下基調のまま200日EMAに近づいており、両線はいずれも1.37〜1.38ドル付近にある。
U.Todayによると、デッドクロスは短期の移動平均線が長期線を下回る動きを指す。ただ、これは過去の値動きを反映する遅行シグナルであり、この時点で相場の方向性が完全に決まるわけではないという。
今回の局面は、この数カ月の値動きの流れを引き継ぐものでもある。XRPは8月に約1.00ドルから1.70ドル近辺まで急騰した後、数週間にわたってもみ合いが続いた。その後、10月初旬から上昇の勢いが鈍化し、1.50ドル台から1.26ドル前後まで下落。この下げによって50日線が押し下げられ、200日線との間隔も縮小した。
一方、短期的な反発の兆しもみられる。直近の日足は陽線で引け、終値は1.34ドル近辺と直近安値を上回った。調整局面でも出来高は大きく膨らんでおらず、売りが一方的に加速している局面とは言い切れない。相対力指数(RSI)も40近辺まで持ち直しており、U.Todayは売り圧力が和らいでいる可能性を指摘した。
反発シナリオの条件は比較的明確だ。XRPが50日線と200日線をともに上回る水準まで戻し、その水準を維持できるかがポイントとなる。とりわけ終値で1.38ドルを回復し、その水準を保てれば、両EMAの下向きの傾きが緩み、デッドクロスが回避される余地も出てくる。さらに1.40ドルを明確に上回って引ければ、1.50ドル方向への戻りも視野に入る。
半面、下方向のリスクはなお残る。移動平均線が上値抵抗として意識されるなかでXRPが反落し、1.30ドルを割り込めば、デッドクロス完成の可能性が高まる。この場合、相場は直近安値の1.26ドル近辺を再び試す展開が想定される。1.26ドルも下抜ければ、次の支持帯として1.20ドル前後、さらにその下のレンジが意識される。
結局のところ、短期的な方向性は1.38ドル近辺での日足終値に左右される公算が大きい。現状は上放れと下放れの両シナリオが並存する均衡局面で、XRPが2本の移動平均線を回復してデッドクロスを回避するのか、それとも上値を抑えられて下落シグナルを確定させるのかが、当面の最大の注目点となる。