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Coinbaseが、上級トレーダー向け取引サービス「Coinbase Pro」を年内に再始動する。あわせて、Deribitの機能統合を進めた新たな取引基盤「Coinbase Global Exchange」も展開する。The Blockが6日(現地時間)に報じた。

報道によると、新しいCoinbase Proでは、現物、先物、無期限先物、オプション、株式の取引に対応する。高速な注文ルーティングに加え、約定処理を改善し、大口トレーダー向けの高度な取引ツールも提供する。

Coinbaseは2022年、上級者向けの取引機能をメインアプリに移管したのに伴い、従来のCoinbase Proを終了していた。今回の再始動で、プロ向け取引機能をあらためて独立した形で打ち出す格好だ。

今回の展開により、米国顧客による海外の暗号資産デリバティブ市場へのアクセスも広がる。Coinbaseは、米国の規制下で先物仲介を手がける子会社Coinbase Financial Marketsを通じ、一定の要件を満たす米国顧客の注文を海外市場につなぐ計画だ。

Coinbaseは、シンガポールで開催された「Token2049」で、「米国市場と海外デリバティブ市場を単一の流動性プールで接続する初の事例になる」と説明した。あわせて、Deribit基盤のオプション、現物マージン、統合ポートフォリオを数週間以内に投入する方針も示した。

同社によると、こうした接続は、米商品先物取引委員会(CFTC)が5月に示したガイダンスを踏まえて実現可能になった。これまで米国の機関投資家は、オプションや無期限先物を取引する際、海外法人の設立や複数の取引相手との契約、別の取引所の利用を余儀なくされていたという。

サービス提供は顧客区分ごとに段階的に進める。米国外のトレーダーは数週間以内にオプション取引を開始できる見通し。米国の機関投資家は、Coinbase Primeを通じてDeribitのオプションと無期限先物を取引できるようになる。

Coinbaseは現在、機関投資家の登録を受け付けており、オプション取引も数週間以内に提供を始める予定だ。米国の個人投資家については、年内に利用可能になる見通しとしている。

Coinbaseは2025年8月、約29億ドルでDeribitを買収した。Deribitでは、9月30日時点のビットコイン・オプション建玉が300億ドルを超えた。前年の取引高も1兆ドルを上回っている。

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