写真=LG Electronics。CES 2026でホームロボット「LG CLOiD」と並ぶリュ・ジェチョルCEO

LG Electronicsは10月7日、2026年第3四半期の暫定連結業績を発表した。売上高は23兆8,270億ウォン(約2兆6,210億円)で前年同期比8.9%増、営業利益は7,818億ウォン(約860億円)で同13.5%増だった。

第3四半期累計の売上高は71兆3,807億ウォン(約7兆8,520億円)となり、初めて70兆ウォンを超えた。累計営業利益も前年同期比55.9%増となり、初めて4兆ウォンを上回った。2026年は各四半期で増収増益を確保したとしている。

同社は、中東での戦争など不透明な事業環境が続く中でも、主力事業が堅調に推移したと説明した。グローバルサウスでの拡販やB2B事業の成長が寄与し、売上高を押し上げたという。

一方で、物流費や材料費の上昇に加え、固定費の増加が収益性の重荷となった。これに対し、全社的な原価構造の改善や、増収に伴う営業レバレッジ効果で吸収したとしている。

生活家電事業と車載事業は、それぞれB2CとB2B領域で収益の柱として機能した。TV事業も前年に比べて収益性が改善した。

同社は、収益を新規事業への投資余力につなげる方針だ。AIデータセンター向け冷却ソリューションの需要拡大に対応するため、国内外の生産拠点の高度化を進めるとともに、生産能力を拡大している。

ロボティクス分野では、ソウル市ヤンジェに国内最大規模のデータファクトリーを、慶尚南道チャンウォンにはロボットの中核部品であるアクチュエーターの量産体制を整備している。

生活家電(HS)事業は、プレミアム帯とボリュームゾーンを狙うツートラック戦略に加え、家電サブスクリプション、オンライン、B2Bの拡大が寄与し、売上高が伸長した。製造と物流の効率化により、収益構造も維持したとしている。

メディア・エンターテインメント(MS)事業は、有機ELなどプレミアム製品の販売増と新興市場での売上拡大により、前年を上回った。webOSプラットフォーム事業の拡大と競争費用の効率化により、黒字基調も維持した。

車載(VS)事業は、受注残の売上計上が進み、安定成長を続けた。車載インフォテインメントでは、プレミアム製品の販売比率も上昇した。

空調(ES)事業は、海外市場での販売増を背景に、売上高は前年同期並みを維持した。一方、収益性は新たな生産能力の確保と新規事業向け人員の増員により、小幅に低下した。

同社は今月末の決算説明会で、第3四半期の連結純利益と事業本部別の経営実績を公表する予定だ。

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