暗号資産トレーダーのフリーダム・バイ・40氏が、XRPは5〜9ドル台まで上昇する可能性があるとの見方を示した。BitstampのXRP/USDチャートにエリオット波動やフィボナッチ分析を当てはめ、上値目標として5.80ドルと9.40ドルを挙げた。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が1日(現地時間)に報じた。XRPは現在1.49ドル前後で推移しており、同氏の見通しは現水準から大幅な上昇余地を見込む内容となっている。
分析の起点としたのは、2023年から2024年末にかけて続いた持ち合い局面だ。この間、XRPは高値を切り下げる一方、安値を切り上げる形を形成し、2024年末に0.50ドル近辺から上放れした。その後は2025年初めに3ドルを突破し、6倍超上昇した。同氏はこの上昇を第1波のA波、その後の下落をB波の調整局面と位置付けた。
同氏が注目したのは、2025年高値以降の下落トレンドだ。チャート上では下向きのトレンドラインとともに1〜5の下位波動を描き、第5波は0.90ドル近辺で完了したとの見方を示した。この波動カウントは、XRPが2025年半ばから2026年半ばにかけて3.66ドルから0.98ドルまで下落した局面の解釈とも整合するという。
0.90ドル台は、フィボナッチの0.618リトレースメント水準とも重なる。実際にXRPはこの水準から反発し、1.70ドルまで上昇した後、足元では1.50ドル前後まで押し戻されている。同氏は、この反発が次の上昇局面の起点になり得るとみている。
短期の主要サポートとしては、1.167ドル、1.325ドル、1.439ドルを提示した。戻り局面で上昇の勢いが鈍った場合でも、これらの価格帯が下値支持として機能する可能性があるとした。
一方、上値目標は5.80ドルと9.40ドルに設定した。5.80ドルはフィボナッチ0.786のエクステンション、9.40ドルは1.0エクステンションに相当するとしている。
1.49ドルから5.80ドルまで上昇した場合の上昇率は約289%、9.40ドルに達した場合は約530%となる。10万XRPを保有している場合、9.40ドル到達時の評価額は約94万ドルになる計算だ。
もっとも、この見通しはあくまでテクニカル分析に基づく目標値にすぎない。同氏は5.80〜9.40ドルのレンジについて「テクニカル上の投影値」と位置付けたうえで、今後の価格推移によってはエリオット波動の構造自体が変わる可能性があると指摘した。想定したパターンに沿わない値動きとなれば、現在の目標レンジも無効になる可能性がある。
今回の分析は、XRPの調整局面が終了し、強気相場に移行したとの前提に立つ。ただ、上昇局面でも価格変動の大きさは続く可能性がある。市場では、0.90ドル台を底値として維持できるか、また1.167〜1.439ドルのサポート帯を守れるかが当面の焦点となりそうだ。