HoYoverseは10月2日、京畿道高陽市のKINTEX第2展示場でファンイベント「HoYoLand2026」を開幕した。会場では同社の主要5タイトルをテーマにした体験ブースやグッズ企画、ステージプログラムを展開。人気企画には長い列ができ、一部では待ち時間が最大120分となった。4日間で計3万4000枚の入場チケットは完売している。
会場では「Genshin Impact」ブースの混雑が目立った。有料企画の「占いくじ」には来場者が集中し、案内板には待ち時間の目安として120分と表示された。
「占いくじ」に参加すると、全109種のフォトカードから1枚をランダムで受け取れる。有料にもかかわらず長時間待ちとなるなど、来場者の関心の高さがうかがえた。
来場した20代のキム氏は「長くプレイしてきたタイトルで、好きなキャラクターのグッズも手に入るので並ぶ価値があると思った。2時間待ちと聞いて驚いたが、せっかく来たので体験して帰りたい」と話した。
「Honkai: Star Rail」ブースも混雑した。「スターピース宝石鑑定システム」の周辺には体験待ちの列ができ、別の体験エリアでも待ち時間の目安として約60分が案内された。「スターピース宝石鑑定システム」では、HoYoLand2026限定の缶バッジセットなどのグッズを受け取れる。
HoYoverse Koreaによると、4日間の入場チケット3万4000枚はすでに完売した。主催側は混雑の集中を避けるため時間帯別入場を採用し、安全要員も配置した。グッズ販売は会場での即売ではなく、オンラインで事前予約した商品を受け取る方式で運営している。
◆5タイトルの世界観を会場で再現、来場者参加型の企画を展開
HoYoLand2026は、「Honkai Impact 3rd」「Genshin Impact」「Tears of Themis」「Honkai: Star Rail」「Zenless Zone Zero」の5タイトルを集めたオフラインイベント。10月5日まで、KINTEX第2展示場の7・8ホールと屋外の前面・後面広場で開催される。
会場にはタイトル別の体験ブースのほか、グッズ、飲食、コミュニティイベント、ステージプログラム、ラッキードロー、DIYゾーン、パートナー企業ブースを設けた。
体験コンテンツは、ゲーム内イメージを展示するだけでなく、来場者自身が役割を与えられ、ミッションを進めていく参加型の構成とした。
「Genshin Impact」は、ゲーム内地域「ノドクライ」をテーマにした「月光に伝えるセレナーデ」ブースを展開。来場者は冒険者ギルドの依頼をこなしてフォトカードを受け取れるほか、占いくじ、輪投げ、「噛みつくシャチ」などの企画に参加できる。CG展示ゾーンやフォトゾーンも用意した。
「Honkai: Star Rail」ブースでは、来場者が「ヌグル通信の見習い記者」として行動する。見習い記者証を受け取った後、監視カメラを避けながらオフィスを調べたり、「SPARKLE LIVE」でダンス対決に参加したり、病院内に隠された手がかりを探したりする。すべての体験を終えると、「捜査現場報告書」も自ら作成できる。
「Zenless Zone Zero」は「ロスキャリパー」をテーマに体験空間を構成した。バスの到着時間に合わせてボタンを押す企画や、うちわを使って「Bangboo」を指定位置に戻す企画、キャラクターとワルツを踊る企画などを用意した。
各ミッションを達成すると、「オレリア・アカデミー学生証」「ベリナ公務員証」「レミエル手配令」など、作品の世界観を反映した記念品を受け取れる。
◆DIYやフード、コスプレも充実 会場全体がファンフェスに
ゲームの世界観は体験ブースの外にも広がっていた。
共通のDIYゾーンでは、キャラクターのアクリル装飾を選んでジッパーバッグ型キーホルダーを作ったり、ステッカーでエコバッグをデコレーションしたりできる。
フードゾーンでは、各ゲームのキャラクターや設定を取り入れたメニューを販売した。「Genshin Impact」の「冒険者特製チキン焼き」、「Honkai: Star Rail」の「開拓の旅のコーヒー」、「Zenless Zone Zero」の「一杯の余裕」セットや「トゥルー・ブルース」セットなどをそろえた。一部メニューにはキャラクター画像入りのフードピックやリディームコードが付く。
会場ではコスプレイヤーの姿も目立った。大型キャラクター造形物を背景に写真を撮ったり、他の来場者と一緒にポーズを決めたりする場面が各所で見られた。
昨年もHoYoLandを訪れたという20代のイ氏は「Genshin Impact目当てで来たが、歩いているうちにほかのゲームのブースも自然と見るようになる。タイトルごとに体験企画が多く、コスプレイヤーも多いので、1日中フェスを楽しむような感覚だ」と語った。
4日と5日には、午後6時から7時までコスプレパレードを実施する。会期中はメインステージで、「Genshin Impact」「Honkai: Star Rail」「Zenless Zone Zero」関連の公演や参加型プログラム、ラッキードローも行う。
パートナー企業も専用スペースを設けた。Google Playブースでは、ミッション達成者にミニゲームを通じてHoYoverseグッズを獲得できる機会を提供し、参加者全員にフォトカードを配布する。Galaxy Storeブースでは、Galaxy Z Fold8シリーズを使い、「Genshin Impact」と「Honkai: Star Rail」をテーマにした体験を用意した。
MEGA COFFEEも、「Honkai: Star Rail」とのコラボグッズを対象にした事前予約受け取りスペースを運営した。
◆単独作品目当ての来場が他タイトルにも波及
会場で目立ったのは、各タイトルのファンが同じ空間に集まり、複数のIPを横断して楽しんでいた点だ。一部の人気企画では待ち時間が60~120分となったが、来場者は各ブースを行き来しながら体験企画やグッズを楽しんでいた。
HoYoLandは、新作試遊を主軸とする一般的なゲーム展示会とは性格が異なる。既存プレイヤーが、好きなキャラクターや作品世界をオフラインで再体験し、その楽しみをグッズ、飲食、ステージ、コスプレへと広げるファンイベントの色合いが強い。
複数タイトルを同一会場に配置することで、特定タイトルを目的に訪れた来場者が、ほかのHoYoverse作品にも自然に触れられる点も特徴といえる。
HoYoLandは、HoYoverseが2024年からKINTEXで開催してきたファンイベントで、今年で3年目となる。HoYoverseはHoYoLandに続き、11月に釜山で開かれる「G-STAR 2026」にも参加し、国内ユーザーとのオフライン接点を継続する方針だ。
HoYoverse関係者は「HoYoLand2026は、HoYoverseの代表的なゲームのファンが一堂に会し、それぞれの思い出や楽しさを分かち合う総合ゲームフェスティバルだ。今後も各タイトルの個性を生かした多様な体験を継続的に提供していきたい」とコメントした。