写真=Douzone Bizon

Douzone Bizonは10月2日、ソウル市が進める「行政支援AIエージェント構築」事業に、同社の生成AIプラットフォーム「ONE AI PE」を提供すると発表した。

同社は、本事業の実施事業者にAIプラットフォームを提供する立場で参画する。

ソウル市では、ONE AI PEを基盤に構築した「チャットボット2.0」が、昨年から行政内部ネットワーク上の独自LLM環境で運用されている。行政業務マニュアル270種類を学習したRAGにより、根拠や出典を示した回答を返せるという。

今回の事業では、文書要約、会議室予約、提案書評価委員の選定の3種類のエージェントを先行して構築する。あわせて、組織図や予算情報の照会など、複数部署が共通して使う機能も整備する。

文書要約エージェントは、業務管理システムで受け付けた文書や作成文書、添付ファイルを文書の種類に応じて要約する。

会議室予約エージェントは、対話形式の指示だけで予約、変更、取り消しに対応し、条件に合う代替候補も提示する。提案書評価委員選定エージェントは、候補者に順次SMSを送って出席可否を確認し、構成規定に沿って必要数を確保する。

ONE AI PEは、これらのエージェントを運用するための共通基盤として機能する。Douzone Bizonは、特定のAIモデルに依存しない設計のため、新たなモデルに切り替える場合でも、行政システムとの連携や業務別エージェントといった既存資産を維持できると説明している。

ソウル市は、試験サービスの運用と並行して各部署の反復業務を調査し、追加の自動化対象を選定したうえで展開計画を策定する方針だ。高性能GPUサーバの増設など、インフラ強化もあわせて進める。

Douzone Bizonは、閉域網環境の公共機関でもAIを安全に活用できることをすでに示しており、今回の事業を通じて、実務を担うエージェント型AIの行政革新モデルの実装を進めるとしている。検証済みのプラットフォームと技術支援を通じ、ソウル市と事業実施側の公共AIエージェント導入を後押しする考えだ。

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