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Anthropicは、米連邦機関向けAIサービス「Claude for Government」の正式提供を開始した。FedRAMP High認証を取得したSaaSとして、機密指定ではない機微な業務での利用を想定する。あわせて、予算管理や外部接続の統制など、官公庁向けの管理機能も拡充した。

TechRadarが10月1日(現地時間)に報じた。 同サービスは7月に公開ベータ版として提供を始め、今回正式版へ移行した。米連邦機関向けに設計されており、FedRAMP Highの認証を取得している。

利用者は、商用版Claudeに近い機能を使える。Anthropicは今後も、新機能を商用版とほぼ同じサイクルで政府向けサービスに展開していく方針だ。

管理者向け機能も強化した。利用できるモデルの制限に加え、ユーザーごとの利用状況の確認や、外部接続の統制が可能になる。

課金方式は従来のユーザー単位課金から変更した。各機関があらかじめ一定額の予算を割り当て、その範囲内で利用する仕組みを採用する。

管理者は部門別やユーザーグループ別に支出上限やモデルごとのアクセス権限を設定できる。ユーザー別・モデル別の利用量も追跡可能で、予算消化が進んだ段階でアラートを出す機能も備える。公共機関で膨らみやすいAI利用コストを抑え、予算執行を管理しやすくする狙いがある。

Anthropicは同時に、「Claude for Microsoft 365」の早期アクセス対象も拡大した。Word、Excel、PowerPointではClaudeを直接利用でき、Outlook対応はベータ版として提供する。従来からMicrosoft 365との連携には対応しており、文書、電子メール、共同作業データの分析が可能だった。

今回の正式提供は、生成AI各社による米国の官公庁向け市場での競争が、モデル性能だけでなく、セキュリティ認証、予算統制、既存業務ツールとの連携力へと広がっていることを示している。

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