Xの有料購読とGrokを単一の料金体系にまとめる改定案が浮上した。写真=Shutterstock

SpaceXAIが、X(旧Twitter)と対話型AI「Grok」の購読プランを統合し、無料を含む4段階の料金体系に再編する案を検討していることが分かった。最上位プランは月100ドル(約1万5000円)となる可能性がある。

10月1日(現地時間)、オンラインメディアのGigazineによると、今回の改定案の柱は、Xの有料購読とGrokの利用権を単一の料金体系にまとめる点にある。内部文書には、無料プランから最上位の「Ultra」まで4つのプランが盛り込まれていたという。

無料プランではGrokの利用制限が厳しく、上位プランになるほど利用できる機能やアクセス権が広がる構成とされる。

プラン名は「Plus」「Premium」「Super」「Ultra」となる可能性がある。Androidアプリの早期アクセス版や更新履歴からも、これらの名称が確認されたと報じられている。

正式発表前の段階ではあるものの、アプリ側で改定準備が進んでいる可能性を示す動きとみられる。

なかでも注目されるのが、月100ドルの最上位プラン「Ultra」だ。このプランには、AIエージェント「Grok Bot」へのアクセス権が含まれる見通しという。

Grok Botは24時間稼働するAIエージェントとして紹介されており、文書ではWindows 11、macOS、Linux、iOSで動作し、各エージェントが専用のクラウドPCを操作できるとされている。

また、SpaceXAIはAIコーディングツール「Cursor」の利用権を組み込む案も検討していると伝えられた。

こうした構成は、単なる料金改定というより、サービスのバンドル戦略の色合いが強い。Xの有料購読、Grokの利用権、AIエージェント、コーディングツールを単一商品として束ねることで、1ユーザー当たり売上高の押し上げを狙う余地が生まれる。

Grokを独立したチャットボットにとどめず、Xの内外で使える生産性ツール群へと広げる流れとも重なる。

もっとも、計画が最終決定したわけではない。内部文書では「まもなく4種類の購読プランを提供する案」が確認された一方、SpaceXAIは本件について公式見解を示しておらず、関連する問い合わせにも回答しなかったという。

市場の関心は、実際の提供時期と各プランの機能の切り分けに向かっている。無料プランにおけるGrokの利用制限の水準や、「Ultra」に含まれるGrok BotとCursorの提供範囲が、有料転換を左右する主な要因になりそうだ。

XとGrokを一体化する改定が実現すれば、SpaceXAIはソーシャルサービスと生成AIを組み合わせた課金モデルをさらに前面に打ち出すことになる。

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