Grayscale Investmentsの集計によると、XRPの時価総額がBitcoin時価総額の5.6%程度まで上昇している。9月28日時点の30日平均では、XRPはBitcoin比5.6%となった。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が9月30日付で伝えた。比較にはArtemis、FTSE Russell、Grayscaleのデータに基づく30日平均の時価総額を用いた。
それによると、9月28日時点のBitcoinの時価総額は約1兆6780億ドル(約251兆7000億円)、XRPは約940億8000万ドル(約14兆1100億円)。この結果、XRPの時価総額はBitcoinの約5.6%に相当した。
Grayscaleは暗号資産市場において、Bitcoinを中核資産と位置付ける一方、XRP、Bitcoin Cash(BCH)、Litecoin(LTC)、Zcash(ZEC)を補完的な組み入れ候補に分類している。XRPについては、コスト効率の高いグローバル決済向けに設計された資産だと説明した。
他の銘柄と比べても、XRPの比率は相対的に高い。Zcashは直近でBitcoin時価総額の1%を上回り、Monero(XMR)は0.5〜0.7%にとどまった。Bitcoin CashやLitecoinなど他の通貨系資産は、さらに低い水準だった。
もっとも、現在の5〜6%という水準は、過去ピークの再現を意味するわけではない。長期チャートで見ると、XRPの時価総額比率は過去の高値を大きく下回る。2017〜2018年のサイクルでは、30日平均ベースで一時、Bitcoin比20%を超えた。
その後、この比率は大きく低下し、2020〜2024年はおおむね2〜7%で推移した。さらに2024年末から2025年の上昇局面で再び1桁台後半まで持ち直した後、足元では現在の水準まで低下している。
今回の指標は、XRPの絶対的な価格水準ではなく、Bitcoinに対する相対的な価値を示すものだ。XRPがBitcoinを上回るペースで上昇するか、Bitcoinの下落幅がXRPより大きければ、この比率は上昇する。逆にXRP価格が上昇しても、Bitcoinの時価総額も同程度に拡大すれば、比率は大きく変わらない可能性がある。
数値面でもその構図は確認できる。9月28日時点のBitcoin時価総額約1兆6780億ドルに対し、6%はXRPの時価総額で約1007億ドル(約15兆1000億円)に相当する。同日のXRPの実際の時価総額は約941億ドル(約14兆1200億円)で、取引価格は1.4963ドル(約224円)、流通量は約628億8000万枚だった。
XRPの時価総額比率の上昇は、相対価値の面でBitcoinに対する存在感が増していることを示す。ただ、実際のXRP価格は同時期のBitcoin時価総額の動きにも左右されるため、比率の上昇だけで価格の方向性を判断することはできない。