XRPが月間で3カ月続伸となる公算が強まっている。現物ETFを巡る動きが材料視される中、相場は弱気地合いからの転換を探る局面に入ってきた。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが9月29日(現地時間)に報じたところによると、XRPは6月に22.1%下落した後、7月から9月にかけて上昇基調を維持している。月足で3カ月連続の上昇はまれで、強気シグナルとして意識されやすいという。
足元の戻りも鮮明だ。7月は2.11%高、8月は30%上昇し、9月も約8.6%上げて1.49ドル近辺で推移した。市場の不確実性が高い局面でこうした値動きが続くケースは多くなく、その後に強い上昇トレンドにつながった例もあるとされる。
相場を支える材料の一つが、規制面での進展だ。米証券取引委員会(SEC)に9月28日、XRPの現物ETFに関する修正目論見書が提出された。
文書では、Coinbase Custodyを当該ファンドのカストディアンとし、投資家向け手数料を0.34%に設定する内容が示された。提出自体が最終承認を意味するわけではないが、商品組成に向けた体制整備が進んでいることを示し、機関投資家マネー流入への期待を高める要因となった。
テクニカル面でも持ち直しの兆しが出ている。XRPは今夏、1.2646ドル近辺で下値支持を確認した。この水準には主要移動平均線が重なっており、相対力指数(RSI)では強気ダイバージェンスに基づく買いシグナルが示されたという。
短期的な焦点は、1.5411ドルの抵抗線を上抜けられるかどうかだ。この水準を明確に上回って定着できれば、次の目標として2.3ドルが意識される。これは2025年の高値に相当する。
もっとも、上昇シナリオを抑える要因も残る。季節性の面では、10月はXRPにとって相対的に弱い月とされるため、ETFを巡る需要期待がこうした季節要因を上回れるかが短期的な注目点となる。
今後の方向性は、大きく2つの要素に左右されそうだ。テクニカル面では1.5411ドルの抵抗線突破、需給面では現物ETFの準備進展が実際の資金流入期待につながるかがカギとなる。
数日内にXRPの月間3カ月続伸が確定すれば、市場では弱気相場の終了を示すシグナルの一つとして受け止められる可能性がある。価格の反発とETF準備の進展が並行して進む中、上昇の持続性を見極める局面に入っている。