Hyundai Motorが欧州市場でのEV攻勢を強める。米メディアElectrekによると、同社は「IONIQ 4」「IONIQ 7」と呼ばれる可能性のある電動SUV 2車種の投入を検討しているもようだ。
Electrekは9月29日(現地時間)、Hyundai Motorが「IONIQ 3」と「IONIQ 5」の間を埋める小型EV SUVと、「IONIQ 5」と「IONIQ 9」の中間に位置するファミリー向けEV SUVを、今後12〜18カ月以内に投入する見通しだと報じた。もっとも、Hyundai Motorは両モデルの車名や詳細仕様を正式には発表していない。
小型モデルは「IONIQ 4」が有力候補とみられている。BセグメントSUVに位置付けられ、IONIQ 3よりも角張った、従来型SUV寄りのデザインになる可能性がある。Hyundai Motorの欧州製品担当副社長クリス・マッキノン氏は、KiaのEV3に近いモデルを用意しているのかとの質問に明言を避けたが、この市場が同社にとって重要だとの認識を示した。
バッテリーはIONIQ 3と同じく、42kWhと61kWhの2種類が採用される可能性があるが、現時点では未確定だ。IONIQ 3のWLTP基準の航続距離見通しは、それぞれ344km、496km。次世代インフォテインメントシステム「Pleos Connect」を搭載する可能性もある。Hyundai MotorはPleos ConnectをIONIQ 3を皮切りに、今後の新型車へ順次展開する方針を示している。
一方、より大型のモデルには「IONIQ 7」の車名が候補として浮上している。IONIQ 5より広い室内空間を備えたファミリー向けSUVとして投入される見通しで、2列シートを基本に、3列目シートの設定も想定される。サイズや価格はIONIQ 9より抑えた設定になるとみられ、シングルモーター/デュアルモーターや800VのEVアーキテクチャを採用する可能性も指摘されている。
英国での予想価格は、IONIQ 4が約2万5000ポンド、IONIQ 7が4万5000〜5万ポンド。両モデルが投入されれば、Hyundai Motorは欧州におけるIONIQシリーズのラインアップを一段と補完することになる。