著名トレーダーのピーター・ブラント氏が、Stellar(XLM)を中長期で注目すべき暗号資産として取り上げた。XLMは足元で上昇しており、Stellarネットワークを巡る材料も相場の支援要因として意識されている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、ブラント氏は29日、X(旧Twitter)への投稿で「今後数日ではなく、数年単位で狙うのであれば、stellar:native(XLM)は有力な選択肢だ」と述べた。
これを受け、XLMは同日、約0.2233ドル(約33円)で推移し、24時間で6.9%上昇した。直近24時間の値幅は0.2071~0.2343ドル(約31~35円)で、安値から高値までの上昇率は13%を超えた。
背景には、Stellarエコシステムの拡大がある。ステーブルコイン関連インフラ企業のBVNKは9月22日、自社の決済プラットフォームにStellarを統合したと発表した。Stellarネットワークには最近、USDT0ステーブルコインも追加されており、決済用途やステーブルコイン流通の広がりがXLM需要への期待につながっているとの見方が出ている。
ブラント氏は投稿にあわせ、XLMの長期月足チャートも提示した。チャートには、2017~2018年の暗号資産強気相場以降の値動きが示され、上値側には過去の主要高値を結んだ下降トレンドライン、下値側には長期の上昇トレンドラインが引かれている。
この2本のラインによって、XLMは数年にわたる大きな収束パターンを形成している。足元の価格は依然として上値抵抗となる下降トレンドラインの下にあり、ブラント氏はこうした長期チャート上の局面に注目しているとみられる。
チャート右側には、1.17605ドル近辺に緑色の水平線も表示されている。ただ、ブラント氏がこの水準を明確な目標価格として示したわけではない。もっとも、足元の0.22ドル前後を大きく上回る水準を、長期的な視野に入れている可能性はうかがえる。
ブラント氏の発言は、短期的な急騰を示唆するものではない。むしろ、XLMを数年単位で評価する姿勢を明確にした点に市場の関心が集まっている。BVNKによる決済プラットフォーム統合やステーブルコイン拡大の動きが進む中、投資家は長期チャート上の収束が実際のトレンド転換につながるかを見極めようとしている。