Coinbaseのブライアン・アームストロングCEOは27日、ビットコインが2030年までに40万ドル(約6000万円)に達する可能性があるとの見方を維持した。過去の半減期サイクルに加え、米国の現物ビットコインETFへの資金流入拡大も追い風になるとの認識を示した。Cryptopolitanが報じた。
アームストロング氏は19日のインタビューで、ビットコインの過去の半減期サイクルを根拠に中長期の強気見通しを改めて示した。
同氏は、ビットコインではおよそ4年ごとに新規供給量が減少してきたと説明。半減期の後には大幅な上昇と調整が繰り返されてきたと指摘した。
そのうえで、2030年までにビットコインが過去最高値の約3倍の水準まで上昇する可能性があるとした。ただし、これは過去と同様のサイクルが続いた場合の想定であり、確定的な目標水準ではないとしている。
Coinbaseはあわせて、ビットコインを担保にUSDCを借り入れられる固定金利ローン商品を追加した。利用者は借り入れ時点で金利負担と返済期限を確定できる。
この商品は、7月に導入した分散型レンディングプロトコル「Morpo Midnight」を基盤とする。同プロトコルは顧客資産を保有しない設計で、事前に定めた借入金利と固定の満期を提供する。
決済は、CoinbaseのEthereumベースのレイヤー2ブロックチェーン「Base」上で行う。
Coinbaseは現在、変動金利型のローン商品「Morpo Blue」も展開している。こちらは流動性と借り入れ需要に応じて金利が変動する仕組みだ。
新たな固定金利商品は既存サービスを置き換えるものではなく、併存させる方針だ。Coinbaseによると、変動金利のレンディング市場ではアクティブな貸出残高が14億ドル超(約2100億円)、担保総額は約30億ドル(約4500億円)に上る。
一方、米国の現物ビットコインETFへの資金流入も拡大している。米国のファンドは25日までの1週間で24億ドル(約3600億円)の純流入を記録し、2025年10月以降で最大の週次流入となった。
12本のビットコインETFには、月曜日だけで9億9900万ドル(約1499億円)が流入した。これは2025年10月6日以降で最大の日次流入で、2024年1月の取引開始以降では9番目の規模という。
こうした資金流入を受け、2026年の年初来純流入は再びプラスに転じた。年初来の純流入額は約9億3410万ドル(約1401億円)で、7月13日時点では約58億ドル(約8700億円)の純流出だったとしている。
ETF上場以降の累計純流入は約576億ドル(約8兆6400億円)、純資産総額は約1084億ドル(約16兆2600億円)に達した。BloombergのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、資金流入拡大の背景として米財務省による長期国債の買い入れ拡大計画を挙げた。