Bespin Globalは9月8日、韓国農水産食品流通公社(aT)の対話型情報検索サービス「ChaTi」の高度化プロジェクトを受注したと発表した。農食品輸出情報プラットフォーム「KATI」上の同サービスを最新AIで刷新する。
今回のプロジェクトは、変化するグローバル輸出環境への対応を目的とするもの。aTが運営するKATIの対話型情報検索サービス「ChaTi」を、最新のAI技術を用いて全面的に見直す。
Bespin Globalは、自社AIプラットフォーム「HelpNow AI」を活用する。従来の単純なチャットボットの枠を超え、利用者の複雑な要望を分析し、必要な対応を実行できるエージェント型AIベースの次世代アシスタント基盤を構築する計画だ。
具体的には、最新の大規模言語モデル(LLM)と検索拡張生成(RAG)の高度化を通じて回答精度を高める。あわせて、輸出統計データベースや非関税障壁Q&Aなど関連データの学習対象を拡大し、PDF、表、画像といった非構造データをOCRで抽出する仕組みも導入する。
さらに、市場分析、法規診断、データ分析などの分野に特化したエージェントが連携して複雑な問い合わせに対応する「マルチエージェント・オーケストレーション(Multi-Agent Orchestration)」も適用する。輸出企業や流通事業者に対し、パーソナライズした情報提供を目指す。
Bespin Global Koreaのホ・ヤンホ代表は「農水産食品という専門ドメインでも、当社のAI技術力が評価されたことに意義がある」とコメントした。
その上で、「行政安全部、韓国水力原子力、aTへと続く公共分野でのAXの実績を基に、公共機関が安心して導入できる『AI標準プラットフォーム』を構築していく」と述べた。