Appleが今週発表する新型iPhoneは、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、iPhone Ultraの3機種になる見通しだ。標準モデルは今回の発表から外れ、今秋は上位モデル中心のラインアップになる可能性がある。
米ITメディアの9to5Macは7日(現地時間)、Appleが今秋のiPhone新製品をハイエンドモデルに絞る構図が有力だと報じた。標準モデルのiPhone 18や「Air」の後継機は、2027年初頭にずれ込む可能性があるとしている。
今回の焦点は、iPhone Ultraの投入だ。Apple初の折りたたみiPhoneとして登場するとの観測が出ており、価格は2000ドル超と、最上位の新カテゴリを形成する可能性がある。
本体はブック型の折りたたみ方式が有力視されている。外側ディスプレイは約5.4インチ、内側は約7.8インチで、iPad miniに近い構成になる見込みだ。
認証方式も既存の上位iPhoneとは異なる可能性がある。iPhone UltraにはFace IDではなく、Touch IDが搭載されるとの見方が出ている。
カメラ構成は、背面にメインカメラと超広角カメラの2眼、前面には内外ディスプレイ向けにそれぞれ1基ずつ備える見通しだ。
ソフトウェア面では、折りたたみ形状に合わせた最適化がポイントになる。iPhone UltraではiOS 27が分割表示を含むマルチタスクや、横向き表示に対応したレイアウトをサポートするとみられる。9to5Macは、こうしたソフトウェア対応が同端末の強みになると指摘した。
一方、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxは、iPhone 17 Proシリーズの後継機として準備が進んでいる。両機種にはA20 Proチップが搭載され、性能と電力効率の向上が見込まれる。
カメラでは、とりわけメインカメラの強化が注目点だ。可変絞りの採用も取り沙汰されている。
外観面では、Dynamic Islandが従来比で35%小型化するとの見方がある。新色候補としてはバーガンディが挙がっている。バッテリー駆動時間は過去最高水準になるとの予測もあり、特にiPhone 18 Pro Maxで改善幅が大きいとみられている。
このほか、カメラコントロール機能の見直しに加え、Apple設計のC2セルラーモデムや、5Gを含む新たな衛星通信機能の搭載も変更点として挙がっている。
価格については、Proモデルでなお不透明感が残る。iPhone 18 Proの開始価格が引き上げられる可能性が指摘されており、1399ドルとの予想がある一方、実際には1199ドルまたは1249ドルに近い水準にとどまる可能性もある。もっとも、Appleの正式発表までは見通しの域を出ない。
今回のラインアップで目立つのは、標準モデルが外れる可能性がある点だ。例年の9月イベントでは標準iPhoneと「Air」系モデルの後継機が同時に登場してきたが、今年はiPhone 18の標準モデルとiPhone Air 2が2027年初頭へ延期される可能性がある。
9to5Macは、Appleが秋の製品構成を見直している可能性があると伝えた。背景には戦略的な判断に加え、足元のメモリ供給の逼迫もあるとされる。ただ、この変化が戦略によるものなのか、供給面の制約によるものなのかは確認されていない。
標準機や比較的低価格なモデルが投入されなければ、今秋の新型iPhone販売はプレミアム需要に軸足を移すことになる。
そうした中、今回のイベントはAppleの下半期の製品戦略を占う節目となる可能性がある。Proラインの性能・カメラ強化、折りたたみ新機種の投入、普及価格帯の空白が同時に重なるためだ。
とりわけiPhone Ultraが実際に披露されれば、AppleはPro Maxを上回る超高価格帯iPhone市場を本格的に探る局面に入ることになる。