XRPは短期反発の余地を残す一方、大きな調整局面入りの可能性も意識されている。写真=Shutterstock

XRPは短期的に反発基調を維持しても、弱気局面が終わるまでになお2回の大きな下落波動を経る可能性がある。暗号資産市場アナリストのRWA_Investorが、こうした見通しを示した。Decryptが7日(現地時間)に報じた。

RWA_Investorは、XRPが一段高となった後に再び大幅な調整を挟み、その後に本格的な上昇局面へ移行するとのシナリオを描いている。

分析の軸となるのは、足元の値動きをより大きな調整パターンの一部として捉える見方だ。同氏はエリオット波動に基づき、現在の動きをW-X-Y構造の一部と位置付けた。当面は1.87〜2.11ドルのゾーンまで上昇した後、さらに上値を試す可能性があるとし、主要な上値目標として2.64〜3.09ドルを示した。

ただ、2ドル台後半から3ドル近辺への上昇で調整が完了するわけではないという。チャート上では、このゾーン到達後にXRPが1.42ドル前後まで押し戻される可能性があるとした。さらにもう一段の大きな下落波動が残るとみており、最終的な波動Zの目標価格として0.7451ドルを提示した。現水準と比べて約46%低い水準になる。RWA_Investorは、強いラリーの後に大規模な売りが再び出て、全体の調整パターンが完結するとの見方を示した。

市場では、短期的な反発余地と中長期の調整シナリオが併存している。XRPは現在1.39ドル前後で推移し、直近24時間では1.38%下落した。一方、過去1カ月では約35%上昇している。足元の価格は、RWA_Investorが重要な支持線とみる1.0357ドルのフィボナッチ水準を上回っている。このため短期的には、1.40ドル台を維持できるかに加え、1.87ドルと2.11ドルの抵抗帯を上抜けられるかが焦点となる。

これに対し、別のアナリストであるXForceGlobalは、より強気の見方を示している。同氏は、XRPがまず2ドルに到達し、その後も上昇トレンドを維持できれば、3〜4ドルのゾーンまで上値を伸ばす可能性があるとした。直近の調整については、追加上昇に向けた「最後の調整」になり得ると評価している。XRPは直前に1.70ドルから22%超下落したが、その後は1.31ドルから1.40ドル前後まで持ち直した。

需給面では、取引所での保有量減少が強気材料として意識されている。BinanceにおけるXRP保有量は、2025年11月の31億枚から足元では26億枚へと約5億枚減少した。投資家が長期保有を目的に、コインを個人ウォレットへ移している可能性を示す動きとみられる。

足元のXRP市場では、短期的な上値余地と中長期の追加調整リスクが同時に意識されている。今後は3ドル前後までの戻りを試した後に調整が再び強まるのか、それとも取引所保有量の減少が一段の上昇を支えるのかが焦点になりそうだ。

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