BigWaveRoboticsは9月8日、国内最大規模のモジュラー住宅生産企業である空間製作所と協業し、生産・施工現場にヒューマノイドロボットを順次導入すると発表した。第1弾として、断熱材施工工程への適用を進める。
空間製作所は、住宅の大部分を工場であらかじめ製造する木造モジュラー工法で標準化を進めてきた企業だ。最近ではSamsung Electronicsと連携し、AIとIoT技術を組み合わせた「Samsung AI Modular Home」を公開した。今回の協業では、空間製作所は既存の自動化ラインにヒューマノイドロボットを導入する。
両社がまず対象とするのは断熱材施工工程だ。断熱材に使われるガラス繊維は、作業者の呼吸器や皮膚に負担を与える素材とされる。加えて、柔軟で形状が一定しない素材であることから、従来の産業用ロボットでは自動化が難しい工程とされてきた。
BigWaveRoboticsは断熱材施工を皮切りに、空間製作所の現場でヒューマノイドロボットが代替可能な工程を順次洗い出す方針だ。モジュラー住宅を含む建設業全般で、ヒューマノイドロボットの適用拡大を目指す。
空間製作所のパク・ジョンジン代表は「住宅供給不足の深刻化が進む中、モジュラー住宅の生産効率向上は住宅供給の迅速化に向けた重要な鍵になる」とコメント。「今回のヒューマノイドロボット導入を通じて、空間製作所の強みである体系的なロボット活用型の生産体制が、さらに高度化することを期待している」と述べた。
BigWaveRoboticsのキム・ミンギョ代表は「今回の協業は、ヒューマノイドロボットの活用領域を従来の製造・物流から建設、モジュラー住宅分野へ広げる取り組みという点で、産業的な意義が大きい」と強調した。その上で「現場で確保した高品質データを基に、建設向けのフィジカルAIソリューションを高度化し、国内市場に加えて北米などグローバルのモジュラー住宅市場も積極的に開拓していく」と語った。