Samsung SDSは、コラボレーション基盤「Brity Works」向けの企業向けAIエージェント「Brity Works Cowork」を発表した。ユーザーが業務目標を指示すると、計画策定から実行までを自律的に担うのが特徴で、10月に提供を開始する。
同社は9月8日、ソウルのCOEXコンベンションセンターでエンタープライズAXカンファレンス「REAL Summit 2026」を開き、Brity Works Coworkの機能概要と投入方針を明らかにした。
Samsung SDSによると、Brity Works Coworkは、単発の質問への回答や情報検索にとどまる従来型のアシスタントとは異なる。ユーザーから最終的な業務目標を受けると、自ら詳細な計画を立て、必要なタスクを実行する。
特徴としては、個人の業務コンテキストやデータを理解できること、企業の業務システムと連携して実務を処理できること、企業のガバナンス基準に沿って安全に動作することを挙げた。
基調講演では、ユーザーの指示に応じてデータを自ら検索・分析し、複雑なプロセスを処理する様子をデモした。社内書式に沿った報告書の作成、会議日程の自動登録、外出先からモバイルで指示して必要な資料をリアルタイムで収集する機能、スケジュールに基づく反復業務の自動化などを紹介し、「答えを探すAI」から「仕事をするAI」への進化を訴求した。
Samsung SDSの関係者は「Brity Works Coworkは、個人の業務コンテキストを理解しながら企業データやシステムと連携し、実務を遂行する企業向けAIエージェントだ」と説明した。その上で、「10月の提供開始を機に、企業に加えて、Brity Worksの導入が進む政府省庁や公共機関でも業務生産性の向上と働き方改革を後押ししていく」と述べた。