CrowdStrikeは、FalconプラットフォームにAIエージェント向けのID基盤や並列セキュリティ調査機能、悪性オープンソースパッケージの事前遮断機能を追加した。AIエージェントのアイデンティティ管理から調査、サプライチェーン攻撃対策までを一段と強化する。
米SiliconANGLEによると、CrowdStrikeは2日(現地時間)、米ラスベガスで開催した年次カンファレンス「Falcon 2026」でこれらの新機能を公開した。
中核となるのは、AIエージェント向けID基盤「Agentic IdP」だ。企業内のエージェントを単一のディレクトリに登録し、偽造や共有ができない暗号学的IDを付与することで、なりすましを防ぐ。アクセス可否は、その後も「Continuous Identity」の仕組みによって継続的に判断する。
登録は、エージェントの検知・制御を担う「Falcon Guardian」を通じて行う。Falcon Guardianが企業全体のエージェントを検出すると、Agentic IdPが各エージェントを登録する。エージェントには長期有効の認証情報を持たせず、タスクごとに最小権限かつ短時間だけ有効なトークンを仲介する仕組みだ。すべての操作は、そのエージェントが代行する人またはワークロードにひも付けられる。
CrowdStrikeは、セキュリティ運用センター(SOC)における調査の進め方も見直した。Charlotte AIは、エンドポイント、ID、SaaS、クラウド、ネットワークの各領域で複数のエージェントを同時に稼働させ、単一の調査を並列に実行する。対象には、モデル悪用、プロンプトインジェクション、AIアシスタントを介したデータ流出など、企業のAIシステムを狙う攻撃も含まれる。
あわせて、リアルタイムのサプライチェーン攻撃対策として、悪性パッケージをインストール前に遮断する機能も追加した。セキュリティチームは、パッケージの公開から一定期間を経たもののみ許可するといった詳細なポリシーを設定できる。