Genesisは、EVフラッグシップSUV「GV90」に16種類の外装色を設定する。カラー、素材、仕上げを含むCMF全体でパーソナライズ性を打ち出し、上位大型EV SUV市場での差別化を進める。
EVメディアのElectrekが2日(現地時間、以下同)に報じたところによると、GV90の外装色はグロス13色、マット3色の計16色。Genesisは各カラーにそれぞれのデザインコンセプトを持たせたとしている。
グロス仕様は、セーシェルベージュ、ソノランネイビー、トープグレー、ジャイプールローズ、ベラバーガンディ、コモブルー、ウユニホワイト、サヴィルシルバー、マカルーグレー、ビックブラック、カプリブルー、カーディフグリーン、バエナグリーンの13色。マット仕様は、モナシシルバー、マッターホルンホワイト、マカルーグレーマットの3色を用意する。
Genesisは外装色に加え、CMF全体にパーソナライズ戦略を適用する。サンフランシスコで開いた初公開イベントでは、各色が特定の情景や感性を想起させるよう設計したと説明した。
例えば、セーシェルベージュは光の当たり方によって、陽光を含んだ海辺や砂浜の波模様を表現するよう仕立てたという。バエナグリーンは、オリーブの森に光が差し込む静かな瞬間から着想を得たとしている。
ボディカラー展開はモデル構成とも連動する。GV90は通常ドアを採用するベースモデルと、Bピラーレスのコーチドアを採用する「GV90 Neolun」に分かれる。
実車公開ではコーチドアが注目を集めたが、Genesisは外装色や素材、仕上げまで含めた総合的な商品性で、フラッグシップモデルとしての存在感を高める考えだ。
実車に採用されたカラーは、GV90の試乗イベントでも確認された。会場では複数の外装色をまとった車両を展示し、公開写真だけでは分かりにくい実車での印象も訴求した。
限定モデルも設定する。世界222台限定で販売する「GV90 Neolun First Edition」では、専用のツートーン外装と3種類のインテリア組み合わせを用意する。
1つ目は、ジャイプールローズとセーシェルベージュの外装に、クイーンズブラウンの内装を組み合わせる。2つ目は、ビックブラックとバエナグリーンの外装に、ベイルドインディゴとプーリアグリーンの内装を採用する。3つ目は、ビックブラックとソノランネイビーの外装に、マジェスティックパープルとリーガルネイビーの内装を組み合わせる。
GV90は、外装色の拡充にとどまらず、ベースモデルとNeolun、さらにFirst Editionといった仕様差によって商品構成を細分化し、色と素材の組み合わせでパーソナライズ需要の取り込みを狙う。
16色の外装設定は、大型EV SUVの購入層にとって選択肢を広げる要素となる。222台限定のFirst Editionを加えることで、希少性と高級感を同時に打ち出す構えだ。
GV90が上位大型EV SUV市場でどのような反応を得るかが注目される。多彩なボディカラーと素材提案、コーチドア仕様を組み合わせた商品戦略で、フラッグシップEV SUVとしてのブランド訴求力をどこまで高められるかが焦点となる。