画像=Dogecoin(DOGE)

暗号資産や米国株などリスク資産が9月入り後に軟調さを強める中、Dogecoinは0.08ドル台へ下落した。相場の季節要因として意識される「レッド・セプテンバー」への警戒に加え、Fed高官の発言を受けた追加利上げ観測も重しとなっている。

2日付のブロックチェーンメディア「U.Today」によると、Dogecoin共同創業者のビリー・マーカス氏はX(旧Twitter)に「9月はいつも通り素晴らしいスタートだ」と投稿した。あわせて、S&P500、ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、Dogecoinがそろって下落している画面を掲載した。

この投稿は、リスク資産が全面安となった相場を皮肉ったものとみられる。暗号資産市場では直近24時間で計3億6100万ドル相当のポジションが清算された。市場では、9月初旬の下落が短期的な調整にとどまるのか、それとも下落基調が強まるのかに関心が集まっている。

Dogecoinも下落した。足元では24時間で約1%下げて0.081ドルとなり、直近1週間では約6.5%下落した。1日には時価総額ランキングが一時11位まで低下し、時価総額は127億4000万ドルとなった。

値動きを振り返ると、Dogecoinは8月22日に0.1ドルへ達した後、利益確定売りに押されて下落圧力が強まった。その後は下げ幅を広げ、0.08ドル台まで水準を切り下げた。個別材料による下落というより、市場全体のリスク回避姿勢が影響したとみられる。

9月相場への警戒は、過去の値動きとも重なる。市場では9月はビットコインが弱含みやすい月として知られ、「レッド・セプテンバー」とも呼ばれる。2013年以降、ビットコインの9月の月間リターンは平均で約3%のマイナスとなり、プラスを記録したのは5回にとどまった。

株式市場も同様だ。S&P500は1975年以降、9月だけが平均リターンでマイナスとなっている。

マクロ要因も相場の重しとなっている。市場は先週金曜日、Fed高官によるジャクソンホールでのタカ派発言を受け、売り圧力を強めた。高インフレへの警戒が強調されたことで、追加利上げ観測が再び強まったためだ。

市場は9月16日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ポイントの利上げ確率を66%織り込んでおり、年末までの追加利上げの可能性も意識している。

当面の焦点は、9月特有の弱さが今年も繰り返されるかどうかだ。ビットコインや主要アルトコイン、米国株がそろって下落する中、Dogecoinも個別材料よりマクロ環境やリスク選好の変化に左右されやすい地合いとなっている。

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