XRP(写真=Shutterstock)

XRPは主要な下値支持線とみられてきた1.36ドルを再び下回り、短期的な上昇基調に陰りが出ている。市場では、1.36ドルを早期に取り戻せるかどうかに加え、調整が1.27ドルまで広がるかが焦点となっている。

Decryptが2日(現地時間)に報じたところによると、チャートアナリストのチャートナード氏は最近のYouTube分析で、XRPは0.98ドル近辺から急伸した後、レンジ内で推移してきたと指摘した。この間、1.36ドルは節目の下値支持線、1.47ドルは主要な上値抵抗として機能してきたという。

ただ、今回あらためて1.36ドルを割り込んだことで、これまでの上昇シナリオには下押し圧力が強まったとの見方を示した。

上値を試すには、まず1.40〜1.43ドルのゾーンを明確に上抜ける必要があるとした。そのうえで1.47ドルを再テストする展開が視野に入るとしている。この価格帯を回復できなければ、戻り高値を切り下げる展開にとどまる可能性があるという。

テクニカル面でも重しが意識されている。XRPは1.39ドル近辺にあるスーパートレンドの抵抗線の下で再び低い高値を付け、その後1.36ドルを試す動きとなった。市場では、ここから反発の兆しが出るのか、それとも売り圧力が一段と強まるのかを見極めようとしている。

下値の新たな注目水準として浮上しているのが1.27ドルだ。この水準は週足の20週指数移動平均線と重なる。チャートナード氏は、暗号資産が週足20週指数移動平均線を下回ると、次の方向性が固まるまで数週間にわたり20週線と50週線の間で推移するケースが多いと説明した。

1.27ドルを維持できれば、上昇トレンドがなお保たれ、買いが再び優勢になる余地がある。一方で、同水準を割り込めば下押し圧力はさらに強まる可能性がある。市場が1.36ドル割れそのものだけでなく、その下の価格帯で下げ止まるかどうかにも神経質になっている背景だ。

もっとも、今回の調整だけで中長期の上昇トレンドが終わったと判断するのは時期尚早との見方もある。チャートナード氏は、0.98ドル近辺からの上昇幅が大きかった点を踏まえ、20〜30%の調整は異常な急落ではなく、一般的な調整の範囲内に近いと評価した。

また、XRPが最近1.70ドル近辺まで上昇したとはいえ、その値動きだけで長期の下落トレンドへの転換が確認されたわけではないとも述べた。

上値の最大の変数としては、週足50週指数移動平均線を挙げた。この抵抗線に抑えられる展開が続けば、市場の視線は再び0.98ドルに向かう可能性がある。上昇構造が崩れた場合には、0.90〜0.70ドルのゾーンまで下値余地が広がるとの警告も示した。

目先の重要水準は比較的はっきりしている。下値では1.36ドルと1.27ドル、上値では1.40〜1.43ドルと1.47ドルがそれぞれ分岐点として意識される。1.36ドルを下回る状態が続けば、調整ムードが強まる可能性がある。

一方、1.47ドルを明確に上抜けて定着すれば、市場の関心は再び1.50〜1.80ドルのレンジへ向かう可能性がある。

キーワード

#XRP #暗号資産 #テクニカル分析 #指数移動平均線 #週足
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.