Habit Factoryは9月3日、SK Telecomが主導する「みんなのAI」コンソーシアムに参画し、マイデータを活用した金融AIサービスの開発に乗り出すと発表した。資産管理や老後設計を支援するAIエージェントの実用化を担う。
同社は、科学技術情報通信部と情報通信産業振興院が推進する「みんなのAI」事業で、SK Telecomコンソーシアムが遂行機関として選定されたのを受け、金融・決済分野のパートナーとして参加する。
「みんなのAI」は、国内AIモデルを生活密着型サービスに組み込む事業。金融・決済分野には、Habit FactoryのほかShinhan Card、Hana Cardが参画する。
Habit Factoryは、マイデータとAIエージェントを組み合わせた資産管理・老後設計サービスの実装を担う。銀行、カード、証券、保険の情報に加え、退職年金や個人年金のデータも活用し、利用者の資産状況や老後準備の状況を分析する。
汎用AIによる情報提供にとどまらず、個人の金融データを分析し、一人ひとりに最適化した意思決定を支援するAIエージェントの実現を目指す。自社のマイデータ活用の実績や、規制対応・セキュリティ対応のノウハウと、SK TelecomのAI技術を組み合わせる計画だ。
SK Telecomコンソーシアムは、独自のAIファウンデーションモデル「A.X K2」をはじめとする国内AIモデルを活用してサービスを構築する。10月にベータ版を公開し、年内の正式リリースを予定している。
Habit Factoryの共同代表、チョン・ユンホ氏は「汎用モデルでは十分に答えにくい資産に関する質問に対し、客観的な根拠に基づく提案を示す」と述べた。そのうえで、「個人が自身の情報を保護しながら、より良い金融上の意思決定ができる環境をつくることが目標だ」と語った。