資産運用会社Bitwiseが、XRPを1540万ドル相当、追加購入した。XRP現物ETFに資金流入が続くなかでも、現物価格は下落しており、機関投資家の需要と相場の値動きのずれが鮮明になっている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが29日(現地時間)に報じた。XRP相場が弱含む局面でも、Bitwiseは買いを継続したという。
オンチェーン追跡プラットフォームのWhale Insiderによると、今回の買い増しでBitwiseはXRPの連続購入を維持した。直近の上昇が一服し、相場が軟化する局面で大口の買いが入ったことから、市場の関心を集めた。
背景には、XRP現物ETFを通じた資金流入の継続がある。既存のXRP現物ETFにはこの2週間、日次ベースで純流入が続いており、BitwiseのXRP関連商品にも機関資金が流入した。市場では、今回の追加購入を短期的な価格調整下でも機関需要が維持されていることを示す動きと受け止めている。
一方、機関資金の流入と現物価格の動きは一致していない。XRPは直近の上昇局面から反落し、1.37ドルまで下落した。過去24時間では約0.55%安となった。市場の一部では、利益確定売りや投機的な売りが機関の買いを上回り、相場の重しになったとの見方が出ている。
ETF経由の大口買いが、直ちに価格上昇につながるとは限らない。機関資金が流入しても、現物市場でそれを上回る売りが出れば、短期的に相場が弱含む可能性はある。今回の値動きは、ETF需要とXRP価格が必ずしも同じ方向には動かないことを示した格好だ。
もっとも、月間ベースの上昇トレンドが崩れたわけではない。足元では上昇ペースが鈍化したものの、XRPは月間ではなお高い上昇率を維持している。今後は、Bitwiseの追加購入やXRP現物ETFへの資金流入が続き、現物市場の売り圧力を吸収できるかが相場の焦点となりそうだ。