XRPLのイメージ。写真=Shutterstock

XRP Ledger(XRPL)上で稼働するAIエージェントの決済で、RLUSDの利用がXRPを上回った。直近7日間のドル換算ベースの決済額は、RLUSDがXRPを105%上回っており、価格変動を避けやすいステーブルコインへの選好が強まっている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが30日(現地時間)に報じたところによると、AIエージェントボットは足元で、XRPよりもドル連動型ステーブルコインのRLUSDを決済に多く使っている。

XRPL AI Hubによると、直近7日間にAIエージェントボットが処理した取引は55万4007件。この間に使用されたのは209XRPと602.27RLUSDだった。XRP価格を1.4027ドルで換算すると、XRPの決済額は293.16ドル、RLUSDは602.27ドルとなり、RLUSDがXRPの約2.1倍となった。差はドル建てで105%に達した。

この傾向の背景には、XRPの価格変動がある。XRPは8月後半に1.70ドルを上回った後、足元では1.37〜1.50ドルのレンジで推移している。API利用料やサーバー費用など、1件当たり平均0.0035ドル程度のマイクロ決済を繰り返す用途では、こうした価格変動が自動化システムの予算管理を難しくする。

ドル建てで支出上限を設定したプログラムでは、XRP価格の変動によって予算消化のペースも変わる。一方、ドル連動のRLUSDはコストを把握しやすく、市場変動の影響を抑えやすい決済手段とみられている。

もっとも、3日前の時点ではドル換算の決済額でXRPが優勢だった。27日の集計では、AIエージェントは214.10XRPと135.99RLUSDを使用し、当時の価値はそれぞれ約300ドルと約130ドルだった。最新集計ではXRPの使用量が209へ小幅に減少した一方、RLUSDは602.27まで増え、決済額の順位が逆転した。

AIエージェントはこれらの資産を使い、市場データや外部情報へのアクセス、API利用料、Webページ分析費用、AI推論サービス利用料などを自動で支払っている。取引規模自体はなお小さいが、人手を介さずソフトウェア同士がサービスを購入し、代金を決済する仕組みがXRPL上で広がりつつある点は注目される。

AIエージェントボットが今週、XRPL上で生成した取引総数はすでに230万件を超えた。ドル建ての取引額はなお数百ドル規模にとどまるものの、決済手段として価格変動の小さいRLUSDを選ぶ流れは強まっている。

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