Hyundai Motorが、アイオニック5より大きい新型の電動SUVを欧州向けに準備していることが分かった。車名や詳細な仕様は明らかにしていないが、ラインアップ上ではアイオニック5とサンタフェの中間を担うDセグメントのEV SUVで、次世代のソフトウェア定義車両(SDV)基盤を採用する見通しだ。
米Electrekが28日(現地時間)に報じたところによると、Hyundai Motorは「2026 CEO Investor Day」で、欧州市場向けに投入する新規EV 5車種の計画を提示した。この中に未公表のDセグメントSUVが含まれており、説明資料では同車をアイオニック5とサンタフェの間に位置付けている。
一方、欧州以外の市場への展開、発売時期、車名については公表していない。
同社は2030年までに、世界で新車と改良モデルを100車種以上投入する計画も示した。地域別では、北米58車種、韓国49車種、欧州41車種、インド26車種、中国22車種を見込む。
2026年上期の販売台数は200万台、売上高は95兆2000億ウォン(約10兆4720億円)だった。売上高は前年同期比2.7%増。Hyundai Motor Groupは、自社を「販売規模で世界3位、収益性で2位の自動車グループ」と説明している。
2030年の世界販売目標は555万台。ハイブリッド車、バッテリーEV、レンジエクステンダーEV(EREV)を含む電動化車両の構成比は、2025年の23%から2030年には60%へ引き上げる方針だ。
今回の新型DセグメントSUVには、同社の次世代フルスタックSDVプラットフォームが採用される可能性が高い。Hyundai MotorはNVIDIAと協業し、2028年に初の量産SDVへレベル2+の自動運転技術を導入する計画を掲げている。
自社の自動運転AI「Atria AI」は、年末から光州で実走行データの収集を始める。今後はレベル2+からレベル4へ段階的に技術を高度化していく構想だ。
次世代インフォテインメントの「Pleos Connect」も中核技術に据える。Android Automotive OSをベースに、アプリ利用、画面のカスタマイズ、生成AIエージェント「Gleo AI」に対応する。
中国市場では「中国で、中国のために」戦略を推進し、アイオニックVを起点に2027年まで新たなEVとEREVを追加投入する計画だ。アイオニック5とサンタフェの空白を埋める新型電動SUVが、欧州にとどまらず主要市場へ広がるかどうかが注目される。