XRPは急騰後の調整局面で、1.35〜1.38ドルのサポート帯を試している。ブロックチェーンメディアのU.Todayが8月30日、オンチェーンデータを基に報じた。URPDではこの価格帯で約32億XRPが取引されており、市場では主要な需要水準の一つとして意識されている。
暗号資産アナリストのアリによると、XRPは0.988ドルから1.698ドルまで71.8%上昇した後、約20%下落した。足元では、大口の売買が積み上がった価格帯をあらためて試す展開となっている。
URPDの分析では、1.35〜1.38ドルで約32億XRPが取引された。アリはこのゾーンを重要な需要帯の一つと位置付けている。この水準を維持できれば、次の上値抵抗として1.60〜1.86ドルが視野に入る。
上値の節目も比較的明確だ。1.60ドルでは19億9000万XRP、1.68ドルでは19億8000万XRPがそれぞれ取引された。さらに1.86ドルでは34億7000万XRPが取引されており、相対的に強い売り圧力が想定される。XRPが1.86ドルを明確に上抜ければ、過去に31億2000万XRPが取引された2.19ドル付近まで上昇余地が広がる可能性がある。
一方、今回の調整局面は、デリバティブ市場でのレバレッジ拡大と重なった。XRPは8月22日に1.69ドルまで上昇した後に反落。この時期、BinanceにおけるXRPの推定レバレッジ比率は7カ月ぶりの高水準に上昇した。投機的なポジションが積み上がったことで、価格変動も大きくなったとみられる。
短期の需給はなお不安定だ。XRPは直近7日で8.63%下落し、直近6営業日のうち4日が下落となった。市場では、日足200日移動平均線に当たる1.27ドルをサポートとして維持できるかが、追加反発の条件として注目されている。
Rippleを巡る事業面の動きにも関心が集まっている。XRP Ledger(XRPL)の流通供給量は、Rippleのステーブルコイン・トラッカー基準で10億枚を超え、現在は10億4000万枚となった。米証券取引委員会(SEC)を巡っては先週、XRP財務会社Evernorthの登録が承認されたと報じられた。Nasdaq上場に向けては、株主投票を1件残すのみとしている。Rippleは同じ週、グローバルなマルチアセットのプライム・ブローカレッジ・プラットフォーム「Ripple Prime」で、「Delta One」事業の立ち上げも発表した。
市場の関心は当面、1.35〜1.38ドルのサポート帯を維持できるかに集まる。上値では、1.60ドルと1.86ドルの抵抗帯を再び上抜けられるかが焦点となる。